浦和ソルバッケン、待望のベンチ入り目前か ヘグモ監督が示唆「できるかもしれない」
定例のオンライン会見を実施
浦和レッズのペア・マティアス・ヘグモ監督は、5月13日のトレーニング後に定例のオンライン会見を実施。連戦の中でノルウェー代表FWオラ・ソルバッケンらの負傷者が復帰する可能性を示唆した。
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浦和は4月20日のガンバ大阪戦を皮切りに、5月26日のFC町田ゼルビア戦まで最大でも中4日の間隔で公式戦をプレーする厳しい日程を強いられている。そのなかでソルバッケンが2月中旬から負傷離脱しているほか、主将のDF酒井宏樹は4月3日のFC東京戦で負傷交代して以来の欠場、MF岩尾憲は4月7日のサガン鳥栖戦を最後に欠場が続く。ポテンシャルの高さが間違いないFW安部裕葵は2月に負傷離脱して、今季は公式戦のピッチには立っていない。
FW関根貴大も3月中旬から離脱し、FW松尾佑介も腰痛を抱え欠場が続く。さらに、5月11日のアルビレックス新潟戦ではMF大久保智明が試合中の負傷でハーフタイムに交代。DF石原広教も腰痛を抱えながらプレーするなど、両サイドの選手を中心に台所事情は楽ではない。
そのなかで15日には京都サンガF.C.戦が待つが、ヘグモ監督は負傷者の現状について「(酒井)宏樹も練習に戻り、フルでやっている。安部も魔法のようなプレーを毎回の練習でしてくれている。オラ・ソルバッケンも練習に復帰した。ポジティブな出来事が続いている」と話す。
そして、ソルバッケンについては「間違ったことを言うとドクターに怒られてしまうが、もしかしたら短期間でメンバー入りはできるかもしれない。フィジカル的なトレーニングはしっかりしているので、これからはボールを使ったサッカーのトレーニングを増やす段階。本人もこのチームの中で自分の姿を見せることに非常に高いモチベーションを持っている」と話した。
一方でヘグモ監督は「選手たちの役割の理解と関係性が深まっていけばと思う。そして、例えば怪我から復帰してくる選手にとっては、身体が健康になったからプレーできるわけではない。このシステムの中でプレーできないといけない」とも話した。
ソルバッケンに関しては期限付き移籍の契約期間が6月末までという点で去就や起用法といった先のことも注目されるところだが、まずはピッチに立つ姿があってからのこと。昨夏にスペインから帰国して浦和に加入してキャリアの再生を目指す安部が公式戦のピッチに戻ることができるのかも含め、連戦の中でメンバー発表の瞬間はスタメンだけでなくベンチ入りの名前も注目される。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)