マンUのMFが「滑稽な守備」 “緩慢”な切り替えを英批判「一体何をしているんだ」
守護神の奮闘も実らず本拠地で敗戦
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドは現地時間5月12日、プレミアリーグ第37節でアーセナルと対戦し0-1で敗れた。本拠地で痛恨の完封負けを喫したなか、決勝点につながったブラジル代表MFの守備に批判が寄せられている。英複数メディアが報じた。
ユナイテッドはこの試合、前半20分に先手を取られる。右サイドの高い位置でMFカイ・ハフェルツがDFベン・ホワイトからのパスを受けると、ボックス内に侵入しグラウンダーのクロスを供給。そのボールをFWレアンドロ・トロサールが押し込みネットを揺らした。
後半に入っても流れを大きく変えられなかったユナイテッド。GKアンドレ・オナナが複数のピンチをファインセーブで凌いだが、攻撃陣が奮闘に堪えられず0-1でタイムアップとなった。リーグ戦はあと2試合を残すも、欧州カップ戦出場へ厳しい状況に追い込まれている。
ユナイテッドが痛恨の黒星を喫したこの試合では、MFカゼミーロに批判の矛先が向けられている。得点をアシストしたハフェルツがボールを受けた際にフリーだったとはいえ、その直前に最後尾のカゼミーロがDFラインを上げ切れずオフサイドトがかからない状態に。失点場面の起点はオナナのクリアだったが、ここでもカゼミーロはジョグするような走りを見せており、守から攻への切り替えが遅れた印象は否めないだろう。
カゼミーロの守備は試合後、英国内で大きな話題に。英紙「ザ・サン」は「滑稽な守備」「これは本当に恐ろしい」、また英メディア「スポーツ・バイブル」は「アマチュアリーグでもレベルが高すぎかもしれない」「一体何をしているんだ」といったインターネット上の辛辣意見を伝えている。緩慢さが目立つ守備で敗戦のきっかけとなったカゼミーロ。残りのリーグ戦でファンの信頼を取り戻すことはできるだろうか。