上田綺世は「自分を証明したい」 リーグ3戦連発「多くの重要な瞬間に関与」を現地評価
ナイメヘン戦で決勝ゴール
オランダ1部フェイエノールトは5月12日、リーグ第33節でNECナイメヘンと対戦し3-2で勝利した。1ゴール1アシストと躍動した日本代表FW上田綺世に、現地メディアも脚光を当てている。
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対戦したナイメヘンではMF佐野航大がスタメン出場。ベンチにはFW小川航基もいた(後半途中出場)なか、オランダでの日本人対決となった。試合は前半45分、MFケルヴィン・ステングスのゴールが決まりフェイエノールトが先制する。
ナイメヘンの反撃は後半2分、エリア手前でパスを受けた佐野がカットインから右足一閃。ファーへ飛んだボールが綺麗にネットを揺らし同点となる。佐野はこれが今シーズン4得点目だった。
その後も得点の奪い合いの展開に。後半4分にナイメヘンDFブラム・ナイティンクが上田を倒してしまい一発退場に。同12分には相手エリア内で縦パスを受けた上田がポストプレーでチャンスを作る。背負った相手を抑え込み、ラストパスをFWヤンクバ・ミンテが決めて再びフェイエノールトが勝ち越す。ただ同35分にはナイメヘンに再び同点ゴールが生まれ2-2となった。
それでも最後に試合を決定付けたのは、上田のゴールだった。後半42分、FWアリレザ・ジャハンバフシュのグラウンダーの折り返しに中央でドフリーとなっていた上田が合わせ決勝弾。リーグ3戦連発で今季5ゴール目をマークした。
上田はこの試合で相手の一発レッドカードを誘発、1ゴール1アシストを記録。現地紙「De Telegraaf」は「上田綺世は自分を証明したい」と日本人FWについて言及。直近のリーグ戦で結果を残している上田だが、総ゴール数では現地の期待に添えていないという指摘もこれまであった。
「上田はシーズン後半の調子が悪かった。サンティアゴ・ヒメネスが移籍する可能性があるなか、夏以降にファーストストライカーとなるべきであることを示すために全力を尽くした。終盤のゴールまでフィニッシュが不運だったとはいえ、多くの重要な瞬間に関与した」
上田自身のゴールも含め、得点に関与した上田に一定の評価を与えている。一方で「上田はハーフタイム明け直後にNECのメンバーを10人に減らすことに成功した」と、退場を誘発した場面にも触れ注目をしていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)