後半に黒子役のカゼミーロが大仕事

　後半に入って4分、ロナウドの個人技が勝ち越し点を導き出す。右サイドでボールを受けたロナウドが細かなステップで相手DFクリバリを置き去りにし、相手陣内奥深くをえぐってマイナス方向へとパス。これをMFクロースが正確な右足インサイドで射抜いて2-1と勝ち越した。

　これで勢いに乗ったレアルは、普段は黒子役のMFカゼミーロが大仕事をする。同9分、ハメスと相手DFが競り合ってこぼれた浮き球を、ペナルティエリア外やや右の位置から迷うことなく右足ボレー。ジャストミートしたボールはゴール右へと突き刺さるゴラッソとなり、3-1と突き放した。

　何とか点差を詰めたいナポリはカウンターに活路を見出し、MFカジェホンが決定機を迎えたもののゴールを割れず。2点差をつけて先勝したレアルは満を持して3月7日、敵地での第2戦に臨むことになる。

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フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images