チチャリートにACミラン電撃移籍浮上 本田のチームメートとトレードか
ラミとの交換でトーレスの後釜に!?
マンチェスター・ユナイテッド(マンU)は、ACミランのDFアディル・ラミ獲得のため、現在レアル・マドリードにレンタル中のFWハビエル・エルナンデスとのトレードを画策しているという。英地元紙「デイリー・エクスプレス」が報じた。
「チチャリート」の愛称で知られエルナンデスは、今夏の移籍市場でレアルに1年間の期限付き移籍を果たした。だが、余剰戦力と見なしているレアル側は、買取りオプションを行使しない方針だという。
しかし、エルナンデスはマンUでもルイス・ファン・ハール監督の構想外だという。大型補強で攻撃陣のタレント を充実させており、レアルのFWギャレス・ベイル獲得にサッカー史上最高の移籍金を用意しているとも報じられている。
将来が不透明な状況だが、ファン・ハール監督には、秘策があるという。オランダ人指揮官は不安定な守備陣の改善を至上命題に挙げ、補強ターゲットとしてラミをリストアップ。ラミは今年1月にバレンシアからレンタル移籍を果たすと、そのパフォーマンスを評価され、7月に完全移籍での加入が決定した。今季リーグ戦11試合に先発出場し、ミラン守備陣をけん引している。
また、ミランのフィリッポ・インザーギ監督は今季1得点で不振だった元スペイン代表FWフェルナンド•トーレスをアトレチコ•マドリードに期限付き移籍で放出。約1カ月不在のFW本田圭佑の代役としてMFア レッシオ•チェルチを獲得した。だが、1トップ役の補強が急務となっていたため、インザーギ監督はエルナンデス獲得を熱望。ラミとのトレードを提案し、交渉の場を設ける可能性があると言われている。
アーセナルもラミ獲得を目指していると伝えられていたが、別のポジションに投資を優先。アーセン・ベンゲル監督も獲得が困難であることを認めている。八方塞がりとなっているエルナンデスがイタリアの地に赴き、本田との共演を果たす可能性が高まってきたようだ。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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