冨安ら豊富な人材「僕もバカじゃない」 レンタル中DFが保有元アーセナル退団覚悟
ティアニーは来季スペイン、イタリアでプレーする可能性を示唆
スコットランド代表DFキーラン・ティアニーは、イングランド1部アーセナルからスペイン1部レアル・ソシエダへ期限付き移籍している。2019年夏にスコットランド1部セルティックからアーセナルに加入したレフティーは、夏の移籍市場でアーセナルを退団する可能性が高まっているが、自身も移籍を視野に入れているようだ。英メディア「The Athletic」が報じている。
ティアニーは今季、日本代表MF久保建英も在籍するソシエダで公式戦23試合に出場して2アシストを記録。アーセナルでは序列を落としていたが、すでにアーセナルの選手として最後のプレーを終えたことも受け入れる考えのようだ。
アーセナルとの契約が2シーズン残っているティアニーは、「どんな可能性もある。彼ら(アーセナル)には、(オレクサンドル・)ジンチェンコ、(ユリエン・)ティンバー、冨安(健洋)、(ヤクブ・)キヴィオルがいる。4人があのポジションでプレーできる。もし僕が戻っても以前と同じ状況なら、僕もバカじゃないから、自分が離れる可能性が高いことは分かっているよ。でも、サッカーでは何が起こるか分からないからね」と言い、具体的な例を挙げた。
「稀なケースだけれど、(ウィリアム・)サリバはいくつか(レンタル移籍をして)いいシーズンを過ごした。でも、4年間在籍して去った選手が戻ってプレーするようになるというのは、そんなに見られないことだ。何か奇妙なことが起きるかもしれない。僕が戻って、僕の居場所があるかもしれない。だから、両方に備えているよ」
2019年8月にアーセナルに加入したティアニーは、公式戦124試合に出場し、21年にはキャプテン候補にも挙げられていた。ジンチェンコの加入によってポジションを失ったが、今もアーセナルではリスペクトされており、彼の未来については不透明なままだという。
EURO(欧州選手権)2024での活躍も期待されるティアニーは、「僕はスペイン、イタリアでプレーする自分の姿が予想できる。ラ・リーガは大好きだ。素晴らしいリーグで、今シーズンは楽しんでいるよ」と、充実していることを語っているが、来季はどこでプレーすることになるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)