清武にとっては想定外のアギーレジャパン初招集 アジア杯で切り札となれるか

「ハノーバーで前半戦を全部出場することができたのでよかった」

 

 2012年ロンドン五輪4位に入った関塚ジャパンの主力だった清武は前任者のアルベルト・ザッケローニ氏からも重用された。他のメンバーとともに2018年ロシアW杯を目指す新代表の主軸となることを期待されたが、失意のブラジルW杯以降、アギーレ監督から招集されることはなかった。連覇を目指す日本代表だが、アギーレ監督の導入したシステムは現時点で規律も機能性も乏しい。

 豊富な運動量と機動力、確かな技術、フットボールIQを特徴とする清武には機能不全のシステムの歯車を回せる可能性がある。

「昨日はなかったですけど、選手間のミーティングは今後開かれるんじゃないかなと思います。外から見た代表ですか? あんまり見ていなかったのでなんと言っていいかわからないですけど……。まぁ、移籍もいろいろあってバタバタしていました。まずはハノーバーで試合に出るということが第一優先でしたし、それでたまたまチームメートにけが人が出て出番が回ってきたので、前半戦を全部出場することができたのでよかったかなと思います」

 淡々とした語り口からは気合がのぞく。アジア杯初戦は1月12日のパレスチナ戦。清武がアギーレジャパンでめぐってきたチャンスをつかみ取る。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング