「マジで規格外」 U-17日本女子の一撃に驚き…高校生FWの“胸トラップ反転弾”ファン仰天

リトルなでしこのストライカーに注目(写真はイメージです)【写真:Getty Images】
リトルなでしこのストライカーに注目(写真はイメージです)【写真:Getty Images】

U-17女子アジアカップのグループ第2戦で豪州と激突

 U-17女子日本代表は5月10日、インドネシアで開催されているU-17女子アジアカップ・グループリーグ第2戦オーストラリア戦で4-1と勝利し、準決勝進出を決めた。初戦のタイ戦に続く4ゴールを叩き出したなかで、今大会初先発の16歳FW佐藤ももサロワンウエキ(大商学園高)が2得点と躍動。とりわけ、高い技術が凝縮された1点目の得点シーンが反響を呼び、ファンからは「マジで規格外」「すごいスケール」などと感嘆の声が上がっている。

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 初戦で中国に0-3で敗れたオーストラリアに対し、日本は前半3分に佐藤のゴールで先手を取ると、同10分にもMF菊地花奈からの左クロスを再び佐藤が押し込んでリードを広げた。後半も主導権を握るなかで同20分にキャプテンのMF眞城美春がGKをかわして3点目、同35分にはMF平川陽菜が右足ミドルで4点目を決める。

 その後、後半アディショナルタイム5分に与えたPKで1点を返されたものの、日本がボール支配率(64.6%対35.4%)、シュート数(21対5)ともに圧倒する内容で勝利。グループ2連勝を飾り、中国との最終戦(13日)を残して準決勝進出を決め、今年10月にドミニカ共和国で行われるU-17女子ワールドカップ(W杯)への出場権(3位以内)に向けて大きく前進した。

 この試合で輝いたのが今大会初先発ながら2得点の佐藤だった。とりわけ先制点となった得点シーンでは圧巻の技術を披露。最終ラインのDF太田美月から送られたロングボールを最前線で受けると、DFを背負いながらも胸トラップで確実に収め、そこから右側へ反転。この一連の動作でマークを振り切ると最後は左足シュートでゴールネットを揺らし、両手を広げながら喜んだ。

 その7分後に決めた2点目のシーンで見せた得点嗅覚も素晴らしかったが、トラップからシュートまでに至る一連の動きに無駄がない先制ゴール場面は大きな反響を呼び、SNS上では類まれな技術に熱視線。「うまー!」「マジで規格外」「ボディコントロール凄い」「すごいスケール」「なにわの黒豹の生まれ変わり」「胸トラップ即反転とか、フル代表のFWにも見習って欲しい」などと感嘆の声が相次いで寄せられた。

 初戦のタイ戦では16歳の171センチFW津田愛乃音(マイナビ仙台レディースユース)が2得点の活躍を見せたなかで、佐藤も負けじと存在感を発揮。159センチと決して恵まれた体格ではないものの、実力に優れ未来のエース候補と言っても過言ではなく、生粋のストライカー気質を感じさせるプレーでさらなる活躍に期待を膨らませた。

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