広島サポの横断幕を巡り違反行為が発覚 新潟戦で発生、両クラブ複数当該者が入場禁止処分へ

リリースで発表(写真はイメージです)【写真:Getty Images】
リリースで発表(写真はイメージです)【写真:Getty Images】

クラブが公式発表

 5月3日にデンカビッグスワンスタジアムで行われたJ1リーグ第11節アルビレックス新潟対サンフレッチェ広島の一戦(1-1)においてサポーター数名による違反行為が発生したことを両クラブが発表した。

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 新潟側は「広島サポーターの横断幕掲出をめぐり、アルビレックス新潟サポーターによる当クラブの試合運営管理規程違反が発生いたしました」と声明。以下当事者3名の処分内容を明かした。

■対象者A(試合運営管理規程違反行為を行った2名を統率する団体リーダー)
違反行為:ビジターサポーターへの威嚇行為。
処分:5月11日に開催される浦和レッズ戦からのホームゲーム5試合への入場禁止処分(入場禁止処分期間内に開催されるすべてのアウェイゲーム、2024JリーグYBCルヴァンカップ、天皇杯JFA第104回全日本サッカー選手権大会を含む)。

■対象者B
違反行為:ビジターサポーターへの威嚇行為、フェンスを破損しようとした行為。
処分:対象者Aと同様。

■対象者C
違反行為:ビジターサポーターへの威嚇行為、立入禁止エリアへの侵入。
処分:対象者A、Bと同様。

 また新潟側は上記3名のほかに1名による違反行為を確認しているという。この件について「人物が特定され次第、別途処分を決定し通達いたします」と今後の進展があり次第伝えるとしている。

 一方広島側も「試合運営管理規程違反行為」を行った該当者の特定及び事実確認を実施。当事者4名に対しJリーグで定める試合運営基準に照らし合わせたうえで、以下処分を決定した。

■当該サポーター1名
違反行為:ホームクラブから掲出禁止と事前通達されていた横断幕の掲出を主導し、安全な試合運営を妨げた。
処分:5月6日の名古屋グランパス戦から起算してホームゲーム10試合の入場禁止(ホームゲーム入場禁止期間に開催されるアウェイゲームおよび、カップ戦、プレシーズンマッチなどJリーグまたはクラブ主催の試合興行も含む)。

■当該サポーター3名
違反行為:ホームクラブから掲出禁止と事前通達されていた横断幕を掲出し、安全な試合運営を妨げた。
処分:5月6日の名古屋グランパス戦から起算してホームゲーム5試合の入場禁止(ホームゲーム入場禁止期間に開催されるアウェイゲームおよび、カップ戦、プレシーズンマッチなどJリーグまたはクラブ主催の試合興行も含む)。

 今回の件に関して広島側は「今回の違反行為を重く受け止め、試合運営管理規程および観戦ルールの周知を徹底してまいります」と改めて声明を公表している。

 また発端となった広島サポーターの横断幕について、新潟側は「試合当日の開門時に掲出可否の確認をサンフレッチェ広島様を通じて求められ、当クラブとしては安全な試合運営の支障となるリスクがあるとの判断から掲出禁止とし、承諾を得たもの」と説明を加えている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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