「25人のスター」と迎えるCL決勝の舞台 差別も受けたレアルFW「たくさん非難もされた」
レアルFWヴィニシウスがCL決勝への心境を吐露
スペイン1部レアル・マドリードはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の準決勝でドイツ1部バイエルン・ミュンヘンを下し、2年ぶりに決勝へと駒を進めた。ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールは「チームのことを第一に考えている」と自身2度目のビッグイヤー獲得に向けて意気込みを明かした。米スポーツ専門局「ESPN」が報じた。
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18歳でレアル加入し、現在23歳のヴィニシウス。今季は公式戦21得点の活躍でラ・リーガとスーペル・コパ優勝に大きく貢献。CLでも5得点を決めており、ドイツ1部ドルトムントとの決勝戦での活躍も期待される。
チームを率いるカルロ・アンチェロッティ監督からも「バロンドール受賞は近い」と絶賛されるヴィニシウスだが、個人の栄誉よりもチームとしてのタイトル獲得に集中していると語っている。
「みんなバロンドールについて話しているけど、僕は落ち着いている。僕はこのチームでもう一度CLで勝ちたいんだ。今季も素晴らしいことを成し遂げられるはずだし、その後にはブラジル代表(コパ・アメリカ)にも行かなければならない。僕はいつでもチームのことを第一に考えていて、自分のことは二の次だ。世界最高のチームがまたしても決勝の舞台にたどり着いた。このチームには25人のスターがいて、全員がロンドン(CL決勝の開催地)に行き、ラ・リーガで勝つという目標のためにハードワークしてきた」
レアルに加入して以来、パフォーマンスに対する批判を何度も受け、さらに度重なる人種差別被害にあうなど苦しい時期も過ごしてきたヴィニシウス。「僕は18歳でここに来て、たくさん非難もされたけど、この時のためにたくさん準備をしてきた。毎日成長するためにトレーニングをしている。そして僕は再び決勝までやってきた」。自身2度目、そしてチームとして歴代最多記録を更新する15度目のビッグイヤー獲得に向けて準備は万端だ。
次期バロンドール候補として台頭するヴィニシウスが聖地ウェンブリーで行われる決勝でどのようなプレーを見せてくれるのか注目だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)