欧州CL“幻ゴール”誤審騒動で「審判団は謝罪」 不可解ジャッジの波紋拡大「議論が続く」
CL準決勝第2戦で下されたジャッジが波紋
ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンは現地時間5月8日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝第2戦でスペイン1部レアル・マドリードに1-2で敗れ、2試合合計スコア3-4で決勝を目前に無念の敗退となった。そのなかで、後半アディショナルタイムに物議を醸す判定でバイエルンのゴールが認められない場面があり、波紋を広げている。
バイエルンは後半23分にDFアルフォンソ・デイビスのゴールで先制。そのままいけば合計スコア3-2で勝ち抜けの状況だったが、試合終了間際にFWホセルに立て続けにゴールを許し、痛恨の逆転負けを喫した。
1-2で迎えた後半アディショナルタイム13分にはバイエルンのDFマタイス・デ・リフトがゴールネットを揺らして同点弾を決めたかに思われたが、オフサイドの判定によりゴールは認められなかった。
英衛星放送「スカイ・スポーツ」は「ラインズマン(副審)とシモン・マルチニアク主審はオフサイドのコールを待ち、VARがすべてをチェックできるようにプレーを続けさせるべきだった。これは明確な間違いであり、審判団はトゥヘル監督とバイエルンの選手たちに謝罪した」と試合の命運を分けたプレーについて報じていた。トゥヘル監督は試合後、審判から謝罪を受けたことを明かしていた。
同メディアはレアルの選手たちは笛が鳴ったことでプレーを止めていたため、オフサイドと即座に判定されずにプレーが続けられていたとしても得点が決まっていた保証はないとしつつも、「いずれにしても、これは試合後も長く議論が続くだろう」と物議を醸す判定だったことを認めている。
レアルの勝負強さが光った準決勝だったが、バイエルンにとっては後味の悪さが残る試合となってしまったようだ。
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