英→独移籍も…まさかの無冠決定 ケイン落胆捉えた瞬間に英注目「打ちひしがれている」
英代表ケイン、タイトル渇望で移籍も実らず…
ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンは現地時間5月8日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝第2戦でスペイン1部レアル・マドリードに2-1で逆転負けを喫し、2試合合計スコア3-4となり決勝進出は叶わなかった。タイトルを求めて昨夏に加入したイングランド代表FWハリー・ケインにとってはあまりに受け入れがたい敗戦となった。
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ホームでの第1戦を2-2で終えていたバイエルンは後半23分にDFアルフォンソ・デイビスの強烈なミドルシュートで先制。2試合合計スコアで優位に立った。
しかし、終了間際の同44分にGKマヌエル・ノイアーのキャッチミスを逃さなかったレアルのFWホセルに同点弾を叩き込まれると、さらにアディショナルタイム入った直後に再びホセルのゴールで逆転を許した。決勝進出に手をかけながら、あと一歩のところで夢の舞台への切符を掴むことができなかった。
英紙「デイリー・メール」は「ハリー・ケインは打ちひしがれているようだった。試合終了のホイッスルの後、ベンチの座席に隠れ、うなだれていた」と昨夏にバイエルンに加入したイングランド代表FWケインの様子について報じた。
ケインはイングランド1部トッテナムやイングランド代表で不動のエースとして活躍。プレミアリーグで3度の得点王に輝くなど個人タイトルは何度も獲得しているが、そのキャリアで優勝トロフィーは一度も手にしていない。
悲願のタイトル獲得のためにドイツの絶対王者に移籍したが、バイエルンは今季リーグ戦での連覇が「11」でストップ。DFBポカールに続いてCLでも敗退し、12季ぶりの無冠が確定した。そのなかでケインはブンデスリーガで36得点、CLで8得点を挙げ、どちらもゴールランキングのトップ(CLはキリアン・ムバッペと並んでトップタイ)に立っているが、その圧倒的な活躍もトロフィーに結びつくことはなかった。
タイトル渇望するケインにとっては、これまで以上に受難のシーズンとなったといえそうだ。