“日韓戦”でアジア女王決定へ 浦和L得点王が強敵撃破に意欲「高さでもこちらのCBは負けない」
二転三転で開催が決定
三菱重工浦和レッズレディースのFW清家貴子は、5月10日に女子のアジア王者へ向けた仁川現代製鉄レッドエンジェルズ(韓国)との一戦に向けた前日練習を終え、「得点を取ってチームを勝たせたい」と思いを話した。
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来シーズンに開始する予定の女子のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のプレ大会となった「AFC Women’s Club Championship 2023 – Invitational Tournament(AWCC)」の決勝が、5月10日に浦和駒場スタジアムで開催される。昨年夏にタイとウズベキスタンでグループリーグが集中開催され、浦和と仁川が勝ち抜けた。開催予定だった決勝は、一度はアジアサッカー連盟(AFC)により実施しないことが発表されたが、WEリーグや浦和が開催の再考を依頼するレターを日本サッカー協会(JFA)経由でAFCに送り、韓国側とも協議し開催する運びとなった。
清家は現在、WEリーグで10試合連続ゴールを含む17得点で得点ランキング首位を独走している。明日のゲームに向け、「韓国勢の印象は対人の強さやスピード、パワー、高さだけど、仁川を見るとポゼッションをしてくる。高さでもこちらのセンターバックは負けないと思うけど、つなぎでくる方がプレスをかけやすい」と話す。そして、「得点を取ってチームを勝たせたい」と意気込んだ。
浦和は男子がACLを3回優勝しているだけに、アジアの頂点に立つチャンスを「浦和レッズというチームにいる限り目指したい」と話す。そして「レッズレディースの可能性を広げるチャンス。見ていて楽しい、自分たちらしいサッカーをしたい」とも試合を見据えた。
現在、WEリーグで浦和は2連覇を目前にして首位を走っているが、仁川も韓国の女子サッカーリーグ(WKリーグ)の昨季女王で現在首位。アジアの女王を決めると同時に日韓の女子サッカー頂上対決にもなる一戦で、清家の一撃に期待が懸かる。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)