遠藤航への“低評価”「我々は間違えていた」 英称賛「無意味な補強ではなかった」
今シーズン加入時の評価を一変、予想を裏切った活躍を英再評価
イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は新加入ながらユルゲン・クロップ監督の下で定位置を掴み取り、下馬評を覆す大活躍のシーズンを過ごした。最終盤には疲れの色も見せたが、英メディアは「無意味な補強ではなかった」と高く称賛している。
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遠藤は昨夏の移籍市場終盤にドイツ1部シュツットガルトからリバプールに電撃移籍した。当初はMFモイセス・カイセドやMFロメオ・ラビア(ともにチェルシー)を逃したあとの代替候補に過ぎないと見られ、“パニックバイ”なのではと懐疑的な声も多かった。
しかし、遠藤はシーズンが進むにつれて着実にプレミアリーグに適応。負傷者も増えた昨年12月頃から出場機会を急激に増やし、今年1月のアジアカップでチームを離脱する頃にはすでに不可欠な存在となっていた。
英メディア「football365」は「我々は間違えていた」と今季いい意味でも悪い意味でも予想を裏切った選手やチームについて特集。そのうちの1つのトピックとして、遠藤の大活躍を取り上げていた。
「(遠藤の獲得は)パニックバイのように感じられ、10月の時点では彼の名前はプレミアリーグの無意味な補強候補リストに載っていた。しかし、12月になると彼はチームで重要や役割を担い、アジアカップでの欠場をファンは嘆いた。アーセナル戦では、彼の不在によりリバプールの中盤は苦しんでいた。2月、3月の優勝争いのなかでも彼はリバプールの中盤の中心にいた。チームの勢いが衰えた4月には疲れを見せたが、彼は間違いなく、無意味な補強などではなかった」
低評価を覆し、リバプールでレギュラーとなった遠藤。今季のプレミアリーグで最も大きなインパクトを残した選手の1人といっても過言ではないだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)