「ジダンに魅力的オファー出せる」 マンUテン・ハフ監督危機?…後任候補に英注目
成績低迷が顕著なマンU、テン・ハフ監督解任時の後任候補は?
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドは、現地時間5月6日に行われたプレミアリーグ第36節のクリスタル・パレス戦に0-4で敗れた。FA杯こそ決勝に進出しているものの、エリック・テン・ハフ監督へのプレッシャーは強まっている。英紙「メトロ」はテン・ハフ監督を解任した場合の5人の後任候補を特集した。
ユナイテッドはここまで公式戦81失点を喫しており、この数字は1977年以降、最多失点となっている。さらにプレミアリーグでの13敗もクラブのワースト記録。2013-14シーズンにデビッド・モイーズ監督の時に記録した勝ち点64という数字も、勝ち点54で残り3試合の現在では届かないものとなった。
そんななか「メトロ」紙はテン・ハフ監督を解任した場合の候補者5人を挙げている。1人目に挙がっているのは、イングランド代表を率いているギャレス・サウスゲイト監督。現時点では代表監督の任期は12月までとなっているが、EURO2024終了までは去就に関して話さないという。
続いて候補に挙がっているのが昨年4月にチェルシーを解任されて以来、フリーになっているグラハム・ポッター氏。そして今季限りでドイツ1部バイエルン・ミュンヘン監督を退任するトーマス・トゥヘル氏の名前も挙がっている。
4人目は日本代表MF三笘薫の所属するブライトンを率いるロベルト・デ・ゼルビ監督。記事では「サッスオーロとシャフタル・ドネツクで目を引いたイタリア人は、その魅力的なスタイルと細部へのこだわりからヨーロッパのいくつものトップクラブから関心を持たれる見込みだ」と伝え、契約解除金を支払ってでも監督に据える価値があるとしている。
最後に名前が挙がったのが、ジネディーヌ・ジダン氏だ。2021年以降、現場から離れているジダン氏は、プレミアリーグで指揮を執ることへの興味を口にしていた。一時、報じられていたバイエルン監督就任の噂はトーンダウンしており、「ユナイテッドはジダン氏が復帰を考えた際に、魅力的なオファーを出せる数少ない1つのクラブ」としている。
テン・ハフ監督とユナイテッドは、2025年6月末までの契約を結んでいるが、夏に新監督の招聘に動くことになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)