ラツィオ鎌田、1年残留プラン浮上 トゥドール体制下で“共闘”希望と伊メディア指摘
トゥドール監督下で出番増、去就動向が注目
イタリア・セリエAのラツィオに所属のMF鎌田大地は、来季の去就がイタリアでも注目されている。今季終了後に3年の契約延長オプションがあるとされるなか、自身を重用するイゴール・トゥドール監督の契約期間に合わせて1年のみの延長を申し入れる可能性が報じられた。
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鎌田はドイツ1部フランクフルトを昨季限りで契約満了により退団。その後、新シーズンに向けた夏には移籍金が発生しないフリー選手として多くのクラブから注目を集め、イタリア・セリエAの名門ACミランへの移籍が秒読みとされた。しかし、ミランが強化体制を刷新したことなどから頓挫し、昨年8月に入ってから同リーグのラツィオとの契約が発表された。開幕からスタメンを続けた鎌田だが、9月の代表活動明けからベンチスタートが続き、次第に出番が減っていた。
そんななかで3月に入りマウリツィオ・サッリ監督が解任されてトゥドール監督が就任すると、新監督からはチームの中で重要な存在として扱われて出場を続けている。その収まりの良さからもプレーに対するイタリアメディアなどの評価も高まっている。鎌田の契約形態は単年契約プラス3年の延長オプションと見られ、サッリ監督時代は今季終了後の退団が既定路線とされていたが、今やラツィオへの残留を望む声も高まっている。
そうしたなかで、イタリア紙「イル・メッサジェーロ」では鎌田サイドが2025年6月までの契約とされるトゥドール監督に合わせ、来季1年間の契約延長をラツィオに持ち掛ける戦略が指摘されている。クラブ側は新シーズンに向けた補強戦略もあるため、鎌田の件は5月15日までに方針を決めたい意向だという。なお、鎌田がラツィオに残留する場合は、年俸などの諸条件は今季と同額が見込まれる。
すでに残留の意思をクラブ側へ伝えたとの現地報道もある一方、実績のあるドイツやイタリア国内、イングランドなどのクラブも来季の所属先の候補として挙げられるなか、正式な一報は刻一刻と近づいているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)