マンUにワースト記録続出 守備崩壊で元英代表が批判「最も指導が行き届いていないチーム」

ユナイテッドが敵地で4失点【写真:ロイター】
ユナイテッドが敵地で4失点【写真:ロイター】

マンUはクリスタル・パレスに0-4で完敗

 イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドは現地時間5月6日にプレミアリーグ第36節でクリスタル・パレスと敵地で対戦し、0-4で敗れた。守備陣崩壊で大敗を喫したチームを、解説者の元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー氏は「最も指導が行き届いていないチーム」と痛烈に批判した。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

 低迷するユナイテッドはFAカップで決勝に駒を進めているとはいえ、リーグではすでにトップ4入りの可能性は消滅。1つでも順位を上げて意地を見せたいところだったが、4試合負けなしと好調のクリスタル・パレス相手にいいところなく敗れた。

 前半のうちに2点を先行されると、後半に入っても反撃を見せることはできず、さらに2点を奪われて完敗。キャプテンのMFブルーノ・フェルナンデスを欠き、MFカゼミーロをセンターバック起用せざるを得ない苦しいチーム状況だったとはいえ、屈辱的な結果となった。クリスタル・パレスに対して、第7節でのホームゲーム(0-1)に続く連敗となった。

「スカイ・スポーツ」によれば、今季のユナイテッドは公式戦全体で81失点を喫し、これは1977年以来史上最多となった。また、プレミアリーグで1シーズン13敗もクラブワースト記録を更新するものに。解説の元イングランド代表DFキャラガー氏は“赤い悪魔”の現状に厳しい視線を送っている。

「プレミアリーグで最も指導が行き届いていないチームだ。これは事実だ。意見ではない。数字が物語っている事実だ。守備に関して、シェフィールド・ユナイテッドよりも悪い」

 2024年に行われたプレミアリーグの試合において、被シュート数は317本でリーグ最多。これはウェストハム(308本)やシェフィールド・ユナイテッド(297本)などを上回るもので、失点数の多さを物語っていた。

 就任2年目のエリック・テン・ハフ監督の去就問題も過熱しているユナイテッド。この受難のシーズンから再び浮上することはできるのだろうか。

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