浦和、川崎戦で大旗投げ込みのサポーターに「無期限入場禁止」処分 「悔しさと憤りを感じずにはいられません」
クラブが公式発表
浦和レッズは5月7日、5月3日に行われたJ1リーグ第11節川崎フロンターレ戦(1-3)において、浦和レッズサポーターによる試合運営管理規定違反行為が発生したことを発表。物品投げ込みを行った対象者には「無期限入場禁止」の処分を下した。
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浦和によれば、Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで行われた一戦で、試合終了後、浦和の選手一同が浦和応援エリアへ挨拶に向かった際、応援に用いていた大旗を当該サポーターが投げ込んだという。
このサポーターに対しては、「国内外を問わず、5月6日以降に行われる浦和レッズ、浦和レッズレディース、浦和レッズアカデミーが出場するすべての試合」を対象に、「無期限入場禁止」の処分を下したという。
浦和は、公式サイトに「浦和レッズは昨年、天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会 4回戦において大変多くの方々に多大なるご迷惑をお掛けした当事者であり、是が非でも試合運営管理規定違反行為の再発を防止しなければならない立場にありながら、本事案の発生を未然に防ぐことができず、誠に申し訳ございませんでした」と綴り、違反行為および処分の内容、事案発生から処分発信までの経緯を説明している。
・処分決定までの経緯
<5月3日:試合当日>
クラブ競技運営本部所属スタッフが現地にて、上記処分対象行為を目視確認。
その直後、上記処分対象者に対する行為確認と処分対象行為である旨の指摘、および厳重注意を行ったうえで、所属グループのリーダーとも対面にて話し合いを実施。
その後、競技運営本部所属スタッフによる映像確認を経て、同日のうちに、双方のスケジュール都合上最短での実施となる、5月5日に対面にて事情聴取を実施する旨を通達。
<5月5日:試合翌々日>
上記処分対象者、および所属グループのリーダーに対し、競技運営本部スタッフが対面での事情聴取を実施。
処分決定までの暫定処置として、同日からの観戦自粛に関する同意を上記処分対象者から得たうえで、「浦和レッドダイヤモンズサッカー試合運営管理規定」並びに「Jリーグ試合運営罰則規定」との照合と競技運営本部内での検討を経て、競技運営本部としての処分方針を決定。
当該決定を受け、クラブとしての最終処分決定を行うべく、コンプライアンス委員会を翌5月6日に招集。
<5月6日:試合3日後>
コンプライアンス委員会を実施し、上記処分内容を決定するとともに、上記処分対象者へ通達。
同日中に対面にて、処分に合意する旨の念書を取得。
また、浦和はリリースの最後に以下のように声明を発表している。
「私どもがそうした努力を行うことは当然の務めであり、美辞麗句で飾り立てるべきものでないことを承知しておりますが、多くのファン・サポーターのみなさまや社外関係者のみなさまがクラブと共に、再発防止のために意識を高め、互いに声を掛け合うなどして安全・快適で熱気ある満員のスタジアムの実現を浦和レッズ全員で目指そうと行動してくださっている最中にこうした事案が発生してしまったことに対し、悔しさと憤りを感じずにはいられません。
しかしながら、今回の事案によって安全・快適で熱気ある満員のスタジアムの実現に向けた覚悟が揺らぐことは絶対にありません。引き続き矢印を自らに向け、再発防止施策への注力と、違反事案に対する適時適正且つ毅然とした対応を徹底し、安全・快適で熱気ある満員のスタジアムの実現に全力を投じてまいります」
(FOOTBALL ZONE編集部)