トッテナム戦の前半40分にはソン・フンミンを潰してピンチの芽を摘む

　イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は、現地時間5月5日にホームで行われたプレミアリーグ第36節トッテナム戦（4-2）で後半19分までプレーしてアンカーとして存在感を示した。相手エースのFWソン・フンミンを止める場面もあったが、韓国メディアは「遠藤が勝利を収めたと見るのは微妙」と指摘している。

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　リバプールは前半16分、遠藤のサイドチェンジを起点にオランダ代表FWコーディ・ガクポが持ち込んでクロスを上げ、エジプト代表FWモハメド・サラーがファーサイドでヘディングシュートを決めて、先制に成功した。

　さらに前半45分、リバプールは右サイドからのイングランド代表DFトレント・アレクサンダー＝アーノルドのクロスをスコットランド代表DFアンドリュー・ロバートソンが折り返し、サラーのシュートが弾かれたこぼれ球をロバートソンが押し込んで追加点を奪う。

　さらに、リバプールは後半5分に敵陣でボールを奪ったMFハーベイ・エリオットのクロスからガクポがヘディングシュートで3点目を挙げると、同15分にはエリオットがペナルティーアーク後方から左足ミドル弾を突き刺して4点目と突き放す。遠藤は4点差がついた後半19分にロバートソンとともに交代となった。

　遠藤は中盤でトッテナムの攻撃の芽を摘み、前半40分には自陣ペナルティーエリア内で相手エースFWソン・フンミンが持ったところを素早く潰してシュートを許さずカウンターへ。「ABEMA」公式X（旧ツイッター）では、「遠藤航がソン・フンミンを潰しそのまま速攻→猛ダッシュで最前線へ！」と取り上げられた。

　韓国紙「スポーツ朝鮮」は、「ソン・フンミンが遠藤航に一度止められたのは事実だが、冷静に遠藤が『勝利を収めた』と見るのは微妙だ。ソン・フンミンはチームが無気力に2-4で敗れた一戦で、着実に相手ゴールに迫る努力をした末、後半32分にゴールを割った。遠藤が交代してからの出来事だった」と、やや物申すかのように取り上げていた。