“ガラスの天才”がまたしても悪夢に直面! シティ戦前半に足首負傷、無念の途中交代
前半終了間際にボーンマスMFウィルシャーが負傷 指揮官も天才の離脱を嘆く
アーセナルからボーンマスに期限付き移籍で復調していたイングランド代表MFジャック・ウィルシャーが、13日のマンチェスター・シティ戦でまたしても故障の悪夢に直面した。
アーセナルでは不運な故障の連続で長期離脱を繰り返し、「ガラスの天才」と呼ばれていたプレーメーカーは、前半アディショナルタイムにピッチを去った。シティのスペイン代表MFダビド・シルバのシュートをブロックした際に足首を痛めた。ピッチ上でトレーナーに足首の状態をチェックされたウィルシャーは痛みに表情を歪め、そしてピッチを去って無念の途中交代となった。
ボーンマスはセンターバックのサイモン・フランシス主将も前半27分に故障で交代。0−1で迎えた前半31分、FWジョシュア・キングが鮮やかな同点弾を決めたかに思われたが、これはオフサイドの誤審で取り消される不運も重なった。地元紙「デイリー・メール」によると、エディ・ハウ監督はガラスの天才の離脱を嘆いた。
「前半のうちに両選手を失うことは大きな痛手だった。ジャックのようなクオリティを持つ選手を失うことは大きな痛手だ。我々は戦ったが、彼らは優秀すぎた。サイモンは太もも裏に違和感があり、ジャックは足首の痛みを感じている。怪我の程度をもう一度見極める形になる。重傷ではないことを祈るばかりだ」
指揮官はこう語ったという。ウィルシャーは今季新天地で復調ぶりを示している。アーセナルではスペイン代表MFサンティ・カソルラの故障やスイス代表MFグラニト・ジャカの度重なる退場などで中盤の駒不足を露呈。アーセン・ベンゲル監督は復調著しいウィルシャーの呼び戻しを検討したと報じられるほどのパフォーマンスを見せていたが、イングランド最高の司令塔として期待を集めるウィルシャーは、またしても故障の悪夢に見舞われている。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images