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スソのゴラッソでかき消された本田待望論 両者の明暗は一層色濃く分かれる結果に
13日の敵地ラツィオ戦、後半40分にスソが同点のスーパーゴール
ACミランの日本代表FW本田圭佑は13日の敵地ラツィオ戦で8試合連続出番なしに終わった。ベンチを温め続ける本田は試合後、「お疲れ様です」と報道陣にポツリ。会釈とともにスタジアムを去る一方、疲労蓄積から温存必要という声も地元メディアから上がっていた右ウイングのMFスソが後半40分にスーパーゴールを決める活躍で、明暗は一層色濃く分かれる形となった。試合はミランが辛うじて1−1の引き分けに持ち込んで勝ち点1を拾っている。
守護神ジャンルイジ・ドンナルンマがスーパーセーブを繰り出す終始劣勢な一戦で、スソが魅せた。後半40分、MFホセ・ソサのパスを受けると、相手エリア近くでドリブルを仕掛ける。相手マーカー3人のチャージを鋭いステップワークでかわすと左足一閃。値千金の同点弾を突き刺した。
昨年11月26日のエンポリ戦以来となる久々の今季6ゴール目でチームを救ったスソは蓄積疲労が懸念されていた。出ずっぱりのエースへの懸念から「スソを休ませて本田を起用しないのか?」という質問がヴィンチェンツォ・モンテッラ監督にも浴びせられるほどだった。
だが、モンテッラ監督はスソへの信頼を崩さなかった。スソが唯一温存されてベンチスタートとなった昨年10月25日のジェノア戦で、日本代表FW本田圭佑が今季唯一の先発出場を果たしたが、本田は消極的なプレーが散見し、相手の先制点に関与するミスを犯した。0-3で敗れた試合では、結局スソを途中から投入せざるを得なかった経緯もあった。
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