アーセナルのアルテタ監督が昨オフの大型補強を称賛「お金は最も効果的な方法で使うべき」
ハフェルツやライス、ラヤが活躍
イングランド1部アーセナルのミケル・アルテタ監督が昨夏の移籍市場での大型補強について「リクルートメントには本当に満足している」と語り、優勝争いの原動力となっている新戦力の活躍を称えた。英紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」が報じている。
アーセナルは現在プレミアリーグで暫定首位に立っており、昨季に続いて優勝争いを演じている。5月4日に行われた直近のボーンマス戦は3-0で快勝し、1試合消化の少ない2位マンチェスター・シティにしっかりとプレッシャーをかけている。
そのボーンマス戦で勝利の立役者となったのは先制のPKを獲得したドイツ代表MFカイ・ハフェルツであり、ダメ押しの3点目を奪ったイングランド代表MFデクラン・ライスだ。2人は昨夏の移籍市場でチームに加入した今季の目玉補強で、十分に期待に応える活躍を披露している。また、同じく昨夏に加入したGKダビド・ラヤもゴールデングローブ賞(クリーンシートが最も多いGKに送られる賞)を獲得するなど、加入1年目から大活躍だ。
チームを率いるアルテタ監督はクラブの補強に満足感を示し、新戦力がチームに与えた影響の大きさを称えていた。
「お金を使うなら賢く、最も効果的な方法で使うべきだ。我々のリクルートメントには非常に満足しているよ。チームに大きなインパクトを与えている。チームのレベルを引き上げただけでなく、同時にほかの選手たちのレベルを引き上げている。多くの個の活躍を目の当たりにしている」
ここ数年、アーセナルは夏の移籍市場で効果的な補強を連発。2021−22シーズンには現キャプテンのノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールやイングランド代表DFベン・ホワイト、日本代表DF冨安健洋、イングランド代表GKアーロン・ラムズデールら若手を続々と補強し、強化と世代交代を同時に進めた。
チームのスタメンを20代前半の若手選手が多く占めるようになったなかで、続く22-23シーズンはライバルのシティから経験も豊かなウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコとブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスを引き抜き、さらにレンタルで武者修行中だったフランス代表DFウィリアム・サリバをチームに復帰させた。さらなる積極補強でポジション争いが活性化したことが、チーム力の底上げにつながっている。
指揮官も絶賛する賢く、効果的な補強により、アーセナルは20年ぶりのリーグ優勝を成し遂げることができるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)