ラツィオ鎌田に伊メディア高評価 強烈ミドルで先制点関与「常にプレーの中心にいた」
モンツァ戦にスタメン出場、前半11分の先制点に絡む
イタリア・セリエAのラツィオに所属のMF鎌田大地は、現地時間5月4日のモンツァ戦にスタメン出場すると先制点の場面で強烈なミドルシュートを放った。結果的に試合は2-2で引き分けたが、イタリアメディアでは高く評価されている。
ラツィオのイゴール・トゥドール監督は鎌田をダブルボランチの一角に起用。そして前半11分、右サイドに展開された攻撃からゴール正面にこぼれ球が転がると、うしろから走り込んだ鎌田が右足ミドルを放った。低空で飛んだ強烈な一撃は相手GKがわずかに触ってクロスバーに当たったが、跳ね返りをFWチーロ・インモービレが押し込んで先制点になった。
試合前にコンディションの問題で欠場の恐れもあるとされていた鎌田は1-0でリードしていた後半20分に交代となったが、そこからゲームは大きく動いた。後半28分にモンツァが同点に追いつくと、10分後にラツィオが勝ち越して再びリードを奪う。しかし、最後は後半アディショナルタイムにモンツァが同点ゴールを決めて引き分けに終わった。
鎌田についてイタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は「6.5点」の採点とし、「再びポジティブな出番だった。明晰で、整っていて、さらに効果的。先制点の場面は彼が引き金を引いた」と評価している。
また、サッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」も「6.5点」の採点で、「常にラツィオのプレーの中心にいた彼は、相手GKに阻まれたシュートによってインモービレのタップインを誘って先制点とした」と、ゴールの場面だけでなく中心的な存在を担っていたとされた。
トゥドール監督への交代以降、チームの中心選手としての扱いを受けているのは間違いない。一方で、2年間の契約オプションがあるもののベースは今季の1年契約という状況に来季以降をどう判断するのかを決める時期も近づいている。好調さを見せているからこそ去就が話題になるのは間違いないが、どちらの面でも今後が注目される。