大岩Jの21歳SB、A代表待望論にも「まだまだ」 アジア杯で得た手応え「もっと上に行ける」
関根大輝は「非常にいい大会になった」と充実感
U-23日本代表はカタールで開催されたU-23アジアカップで2度目の優勝を飾り、パリ五輪の出場権も手にした。最終ラインで存在感を示したDF関根大輝(柏レイソル)だが、A代表待望論に関しては「自分はまだまだ」と冷静な反応を示した。
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身長187センチの21歳・関根はグループリーグ第3戦の韓国戦を除き、5試合で右サイドバックのスタメンを張り、2016年大会以来2度目の優勝を果たしたチームに大きく貢献した。
現地時間5月3日に行われた決勝のウズベキスタン戦では、1-0とリードを奪った直後の後半アディショナルタイムに関根がビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入でハンドを取られ、PKを献上。しかし、このピンチをGK小久保玲央ブライアンが好セーブでしのぎ、1-0の勝利を掴んだ。
5月4日夜に帰国した関根は、「(VARに)見られた時はちょっとヤバいかな」と思ったという。
「(手にボールが)当たった瞬間は自分で分かっていなくて、プレーも続いたので大丈夫かなと思ったけど。プレー以外、サッカー以外でもコミュニケーションを取ったし試合中も声を掛けてもらって、最後も救ってもらって良かった。(PKは)止めてくれと、それだけでした。とにかく勝てればいいと思っていたので」
大会制覇を果たし、「自分のプレーも出せて非常にいい大会になった」と語る関根だが、「A代表へ」の声には冷静だ。
「自分はまだまだだと思う。ゴールやアシストという結果を出さないとA代表に行けない。そういう評価は嬉しいけど、ここからもっとやってかないといけない。クロス対応の守備など、攻撃ではいい手応えを掴めたので、守備の部分。1対1のアジリティーもそうですけど、もっと上に行ける手応えを感じた」
伸び盛りの21歳はさらなる成長を誓っていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)