U-23日本代表の8年ぶり優勝に中国誌注目「ベストメンバーではない」「人材の厚みはアジア屈指」
日本は決勝でウズベキスタンに1-0で勝利
U-23日本代表は現地時間5月4日、パリ五輪アジア最終予選を兼ねたU-23アジアカップの決勝でU-23ウズベキスタン代表と対戦し、MF山田楓喜の決勝点で1-0と勝利。2016年大会以来となる2度目の優勝を果たした。この結果に、グループリーグ初戦で日本と対戦し、0-1で敗れた中国の媒体やファンも注目している。
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中国のサッカー専門誌「足球報」は、「ベストメンバーでない日本が優勝。人材の厚みはアジア屈指」と題して取り上げた。
「日本は欧州クラブの派遣拒否のため、久保建英、斉藤光毅、三戸舜介、鈴木唯人、福田師王、福井太智、瀬古歩夢、チェイス・アンリ、鈴木彩艶などが今大会のメンバーから外れた。海外組5人の中で、キャプテンの藤田譲瑠チマだけがクラブで主力級の選手。日本のU-23世代の市場評価額トップ20の中で、8人しか参加できなかった。大岩剛監督は、大学生の内野航太郎も招集し、また6人が21歳以下の選手だった」
一方で、記事では「今大会、U-23日本代表は運も良かった。決勝の相手ウズベキスタン代表はすでにパリ五輪出場権獲得していたため、3人の海外組主力(アボスベク・ファイズラエフ、アブドゥコディル・フサノフ、ホジマト・エルキノフ)がクラブへ帰還したのも大きかった。それでも決勝で日本はポゼッション、シュート数、コーナーキック数すべて下回ったが、成熟した戦術、十分なスタミナ、強い意志力で(アディショナルタイムを含めた)延べ110分の試合を戦い抜き勝利した」と称賛している。
記事のコメント欄では、「ここ2年間、10番(佐藤恵允)はあまり伸びていないが、11番(山田楓喜)と20番(平河悠)は素晴らしかった。近年、J2やJ1で多くの試合に出場したことが成長につながった」と、Jリーグでの試合経験を通じて選手たちが成長したとの見方を示していた。