「Jリーグがガラパゴスになる」 危機感募らせる村井チェアマン、リーグの競争原理強化を宣言
「試合のクオリティーで盛り上げる覚悟が必要」
そして、大きな変化が今季より試合中継が「DAZN(ダゾーン)」によるものになるということだ。10年間で2100億円とも言われる巨額の放映権料は、今季のリーグ成績により強化配分金という形で各クラブに回る。
それはつまり、上位クラブほど大きな金額を得てさらなる強化が可能になり、下位クラブは苦しい状況に陥ることを意味する。観戦環境への不安もあるなか、村井チェアマンはそのクオリティーは満足のいくものになると断言した。
「ダゾーンがJ1からJ3まで全ての試合を中継する。いつでも、どこでも、何度でも繰り返し見られるものになる。非常に高品質の中継を用意しているので、それが競争を強化するものになる。
大会方式も1シーズンになる。大会方式で盛り上げるのではなく、試合のクオリティーで盛り上げる覚悟が必要だ。ピッチ上だけではなく、配分金の見直し行い、ピッチでの戦いがクラブ経営の戦いになる。そうした競争がサッカーのクオリティーを上げると信じている」