U-23日本代表GKが見せた粋な計らい 同期の絆に反響「何ていい子なんだ」「感動した」
GK山田大樹がFW荒木遼太郎のユニフォームを着用
大岩剛監督率いるU-23日本代表は現地時間5月3日、U-23アジアカップの決勝戦でU-23ウズベキスタン代表と対戦。1-0で勝利し、大会2度目の優勝を飾った。
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試合は日本がウズベキスタンにやや押される展開で推移。0-0のまま後半アディショナルタイムを迎えると、同1分に日本が均衡を破った。MF藤田譲瑠チマの縦パスをFW荒木遼太郎がヒールで流すと、MF山田楓喜が左足シュートをゴール右隅に流し込み、待望の先制点を奪った。
その直後にDF関根大輝の競り合いに対してビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入してオンフィールドレビューが行われ、ハンド判定でPKを献上する。しかし、GK小久保玲央ブライアンが完璧にコースを読み切ってPKストップ。日本はそのまま1-0で逃げ切り、2016年大会以来2度目の優勝を果たした。
この試合では荒木が相手GKとの接触でピッチに倒れ込み、治療を受けるシーンがあった。その後、プレー続行するも後半アディショナルタイムに担架で運び出されピッチを後にしていた。
荒木は大事を取って表彰式には参加せず病院に向かったようで、シャーレアップの場面で不在に。そのなかでGK山田大樹が荒木のユニフォームを、名前と背番号が胸に見えるよう逆向きで着用した。
荒木と山田大は2020年に鹿島アントラーズ入りの同期。山田大の粋な行動にSNSでは「山田くんが荒木くんユニ着てくれて居て泣けました」「何ていい子なんだ」「感動した」「胸アツ」「鹿島の強いきずなを感じた」「うるっとした」「中々出来ない」など、反響の声が上がっていた。
勝利の裏で垣間見えた同期の絆。荒木と山田大の関係性にも熱視線が注がれていた。