川崎がリーグ6試合ぶり勝利 浦和との接戦制す…FWゴミス起点で勝ち越し、家長がダメ押し弾
浦和の反撃を1点に抑える
川崎フロンターレは5月3日のJ1リーグ第11節で浦和レッズをホームに迎え撃ち、3-1で競り勝って3月30日の第5節FC東京戦以来6試合ぶりの勝利を収めた。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
川崎はGKチョン・ソンリョンとFW小林悠が負傷で試合の登録メンバーから外れ、GK上福元直人とFWバフェティンビ・ゴミスがスタメン起用された。一方の浦和はFW前田直輝が登録メンバーから外れ、FW大久保智明がスタメン復帰した。また川崎はDF高井幸大、浦和はDF大畑歩夢がU-23日本代表の活動に参加しているため欠場となっている。
立ち上がりの前半3分、浦和は左サイドから細かくつないでDF渡邊凌磨がペナルティーエリア内に入り込んで右足シュートを放つ決定機を迎えたが、上福元の守備範囲に飛んでゴールならず。前半8分にはFWチアゴ・サンタナがコーナーキックからヘディングシュートで狙ったが、川崎MF脇坂泰斗が弾き出してこちらも得点にはならなかった。
徐々に川崎もゴール前に入り込んでいく場面を増やして前半18分、右サイドのスローインからFW家長昭博がゴール前にクロスを入れると、相手に当たってコースが変わりこぼれたところを脇坂が蹴り込んで川崎が先制した。さらに前半25分にはFWマルシーニョの突破から家長がシュートを放つ決定機となったが、渡邊がカバーして追加点とはならなかった。
逆に浦和は前半35分、FW中島翔哉が左45度付近で前を向くとファーサイドへクロス。ここに走り込んできた大久保がヘディングで押し込んで1-1の同点に追い付いて前半を終えた。
後半の立ち上がりに試合を動かしたのは川崎だった。後半4分、ゴミスが前線で身体を張ってロングボールを収めると、そこに合わせて押し上げてきたところでDF佐々木旭がドリブル。浦和の対応が中途半端になっているなかをそのままドリブルで進み、ペナルティーエリア内まで入ったところで右足シュートを決め、2-1と勝ち越した。
川崎は後半からMF遠野大弥のポジションを代えて浦和のプレーメーカーであるMFサミュエル・グスタフソンへのパスコースを消す守備が機能し、浦和の攻撃は勢いが出なかった。そのなかで浦和のペア・マティアス・ヘグモ監督は後半27分にタイ代表MFエカニット・パンヤと、沖縄県トレーニングキャンプ中の負傷から復帰して今季の初出場となるFWブライアン・リンセンをピッチに送り込んだ。
しかし、浦和は同点ゴールへの決定機を作り出すには至らず、逆に川崎がカウンターで家長の追加点で3点目を奪い、3-1で試合終了のホイッスルが鳴った。川崎は3月30日のリーグ第5節FC東京戦以来6試合ぶりの勝利。一方の浦和は前節の名古屋グランパス戦からの連勝とはならなかった。