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インドネシア先制、イラク反撃弾 勝てばパリ五輪出場決定…U-23アジア杯3決は譲らぬ展開
U-23アジアカップ3位決定戦開催
パリ五輪最終予選を兼ねたU-23アジアカップは現地時間5月2日、3位決定戦が行われ、イラク対インドネシアの一戦は1-1で前半を折り返した。
アジアの五輪出場枠は「3.5」。すでに決勝へ進出した日本、ウズベキスタンの2か国が本大会行きを決めたなかで、3位決定戦の勝者も五輪出場が決まる。一方、敗者はアフリカ予選4位のギニアとのプレーオフに回るレギュレーションに。イラクは2016年のリオデジャネイロ大会以来、2大会ぶり6度目、インドネシアは1956年メルボルン大会以来、68年ぶり2度目の五輪出場を懸けた戦いとなった。
序盤から一進一退の展開が繰り広げられたこの試合で、先手を取ったのは韓国人のシン・テヨン監督率いるインドネシアだった。前半19分、ショートコーナーからゴール前へ送ったクロスは跳ね返されるも、こぼれ球を拾ったMFイヴァル・ジェナーがペナルティーエリア外から右足ミドルを突き刺し、幸先よく先制した。
イラクもすぐさま反撃に転じ前半20分、MFアリ・ジャシムがゴール前から右足で際どいシュートを放つも、GKの好守に阻まれる。それでも同27分、コーナーキックを相手GKが弾いて高く上がったボールにMFニハド・モハンメドが反応。ヘディングで中央へ折り返したボールをDFザイド・タシーンが押し込んで1-1とした。
その後、両チームとも相手ゴール前まで迫るシーンこそ作るも、スコアは動かず前半を終えた。
なお、試合は90分で決着が付かず延長戦に突入したなか同前半6分、イラクのジャシムが決勝ゴールを奪い、2-1で勝利。2大会ぶり6度目の五輪出場を決めた。敗れたインドネシアは5月9日に五輪開催国フランス(クレールフォンテーヌ国立サッカーセンター)で行われるAFC(アジアサッカー連盟)・CAF(アフリカサッカー連盟)大陸間プレーオフに回り、この試合の勝者が本大会行きを決める。
(FOOTBALL ZONE編集部)