欧州で大ブレイク日本人「非常に高価」…1.5億円の価値“高騰”を海外指摘「おそらく超える」
ブレンビーMF鈴木唯人がブレイク、直近の活躍ぶりで評価上昇
デンマーク1部ブレンビーIFのMF鈴木唯人は、今季終盤戦で目覚ましい活躍を遂げている。公式戦では直近6戦6発4アシストと絶好調で、エース級の活躍ぶりから評価が急上昇。その名が欧州内でも駆け巡るなか、海外メディアは市場価値の高騰は避けられないとの見方を示している。
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22歳の鈴木は昨夏、清水エスパルスからブレンビーへ4年契約で加入。昨年10月のリーグ第10節ビドゥビレIF戦(3-0)で移籍後初得点をマークすると、第13節ノアシェラン戦(2-1)で初先発し、徐々に出場時間を伸ばした。
鈴木の勢いはシーズン終盤にかけて加速。レギュラーシーズン最終戦となった第22節シルケボーIF戦(4-1)でハットトリックを達成するとプレーオフラウンドでも目覚ましい活躍を披露した。
4月に入り、同ラウンドでここ5試合3得点4アシストをマーク。直近のノアシェラン戦(1-1/4月28日)でもゴールを決め、公式戦直近6戦6発4アシストと好調ぶりが顕著だ。そのパフォーマンスが評価され、リーグ選定の4月度月間最優秀選手にノミネートされている。
デンマークでの活躍ぶりは、一気に欧州内へ伝播。現地メディア「bold.dk」によれば、鈴木に対してはイングランド1部マンチェスター・シティやリバプール、トッテナム、スペイン1部レアル・ソシエダなど計12クラブが関心を示しているとされ、複数クラブのスカウトが実際に試合観戦したことも明らかになっている。
欧州で目覚ましい活躍を見せる鈴木の才能が注目を集めるなか、ドイツメディア「fussballeck」はヴォルフスブルクのほか、ブンデスリーガの複数クラブが動向を注視している可能性を指摘。さらに、ブレンビーでの大ブレイクにより市場での評価が一変しつつあるとの見解を示した。
ドイツの移籍専門サイト「トランスファーマルクト」によると、昨夏加入時の市場価値は60万ユーロ(約1億円)。昨年末にアップデートされた現在の金額は90万ユーロ(約1億5000万円)だが、「スズキは非常に高価である可能性がある。彼の市場価値は90万ユーロであり、おそらくそれを超える」と伝えられた。
シーズン終盤での大活躍により、大きく株を上げた鈴木。ピッチ上でのパフォーマンスとともに夏の移籍マーケットに向けて今後、どのような進展が見られるかも注目だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)