なぜレギュラーの遠藤が放出候補に? 酷評の理由を英指摘「リバプールを前進させる男ではない」
加入1年目から即戦力となっている遠藤に一転退団の噂
日本代表MF遠藤航は今季からイングランド1部リバプールに加入し、レギュラーとして不動の地位を築いている。一方、英メディア「Give Me Sport」は「遠藤はリバプールを前進させる男ではない」「ワールドクラスの中盤に備わっているオーラに欠けている」と辛辣に評価し、新体制に向けた放出候補として名指ししている。
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リバプールは今季開幕前に中盤の大刷新を敢行。長らく主力を務めていたMFファビーニョの退団を受け、不在となったアンカーの後釜に遠藤が指名された。当初は出場機会に恵まれなかったものの、限られたチャンスを物にし、クロップ監督の信頼を勝ち取ることに成功。シーズン中盤以降はレギュラーに定着し、代えの利かない存在となった。
そんななか、英メディア「Give Me Sport」では「リバプールはヌニェス、ディアス、遠藤のポジションをアップグレードする必要がある」と見出しを打ち、「この3人は、クロップ監督が最も必要としていた時期にパフォーマンスレベルが低下したことで批判の的となっていた」と、ユルゲン・クロップ監督退任による新体制の発足に向け、遠藤が放出候補として浮上していると指摘している。
記事では「遠藤はリバプールを前進させる男ではない」と大々的に取り上げ、「この31歳は赤いユニフォームに全てを捧げたものの、ワールドクラスの中盤に備わっているオーラに欠けている」と酷評。また、英国人ジャーナリストのサイモン・ヒューズ氏がポッドキャスト番組「Walk On」で語ったコメントを引用し、アンカーの補強の必要性に触れている。
「中盤選手の補強は必要だと思う。遠藤が今季におけるサプライズ補強となったことに全員が興奮を覚えているのは理解している。しかし、リバプールが本当に最後まで優勝争いに絡みたいのであれば、あのポジションには真のワールドクラスが必要だ」
直近の数試合においては、チームの不振に比例するように遠藤のパフォーマンスも低下している状況に。あえて遠藤にボールを持たせてリバプールの攻撃を遅らせる対策を施してきているチームもあり、遠藤自身が現在プレミアリーグの壁に当たっている段階にある。MFロドリを擁するマンチェスター・シティ、MFデクラン・ライスを擁するアーセナルと張り合うためには、遠藤にさらなる飛躍が必要となってくるのは確かだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)