アーセナル、ブラジル代表FWの売却を検討か「新たな方向へ進化」 今季8得点で序列低下
13ゴールのカイ・ハフェルツが台頭
日本代表DF冨安健洋が所属するイングランド1部アーセナルは、ブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスの売却を検討しているようだ。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレティック」が報じた。ケガや新加入選手の台頭によって、立場が危うくなっているという。
ジェズスは2022年夏にイングランド1部マンチェスター・シティからアーセナルへ移籍。ミケル・アルテタ監督の下、センターフォワードのファーストチョイスとして活躍してきた。
しかし、膝やハムストリングなど度重なる負傷もあり、次第に出場機会は限定的に。さらに2022年末に行われたカタール・ワールドカップには出場するも、膝を負傷して途中離脱を余儀なくされるなど受難の時を過ごした。
今季は公式戦33試合に出場しているが、ここまで8ゴールと9番としては物足りない数字。最近ではドイツ代表FWカイ・ハフェルツにポジションを譲っている。
「ジ・アスレティック」は「2022年にジェズスがアーセナルに来た時、ミケル・アルテタ監督は彼が『我々の世界を変えた』と言った。しかし、アーセナルの世界は再び変わった」とし、「ジェズスは以前のように自動的にセンターフォワードに選ばれる選手ではなくなった。カイ・ハフェルツの加入によって、チームは新たな方向へ進化している」と指摘。そして、クラブは序列の下がった27歳のFWを今夏に売却する可能性を検討していると報じた。
ジェズスの技術の高さに疑いの余地はないが「問題はフィットネスとフィニッシュの信頼性」だという。9番が本職ではないハフェルツが今季公式戦で13得点を決めていることが、ジェズスを苦しい立場を強調する格好となっている。
アーセナルにはさらなるストライカー獲得の噂も絶えない。ジェズスは今夏に新天地を求めることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)