「日本との格差拡大が心配だ」 パリ五輪巡りU-23日韓で明暗…韓国内の悲壮感に母国注目

U-23アジア杯で日本と明暗が分かれる結果となった韓国代表【写真:Getty Images】
U-23アジア杯で日本と明暗が分かれる結果となった韓国代表【写真:Getty Images】

日本はU-23アジア杯で決勝へ、韓国は準々決勝敗退

 U-23日本代表は現地時間4月29日、パリ五輪のアジア最終予選を兼ねたU-23アジアカップ準決勝でイラクを2-0で下し8大会連続の五輪出場を決めた。一方、グループリーグで日本を破った韓国は準々決勝で敗退したなか、両国の差に韓国メディアが注目している。

 グループBで同居した日本と韓国は、決勝トーナメント進出を決めたなかで迎えた最終戦で激突。0-1で敗れた日本は2位通過となり、準々決勝でカタールと対戦し4-2で撃破した。一方、グループ首位通過の韓国はインドネシアと対戦し、2-2で迎えたPK戦の末に敗れパリ五輪の切符を逃す形となっている。

 明暗が分かれた両国。日本は続く準決勝でイラクを2-0で下し8大会連続の五輪出場を決め、5月3日の決勝ではウズベキスタンと対戦する。

 そんななか、韓国のスポーツ・芸能専門サイト「スポータルコリア」は五輪本大会に向け、オーバーエイジ枠の話題で盛り上がる日本メディアの報道に注目。「パリ五輪まで4か月を切り、日本では3つのワイルドカードはほぼ確定したとも報じられている。インドネシア戦の不調で40年ぶりに本大会に進めなかった韓国とは、全く異なる状況だ」と嘆き節で伝えた。

 同メディアは「日本人の期待が高ければ高いほど、韓国人のコンプレックス(劣等感)は大きくなる」とその差に対する母国ファンの声を紹介。「日本との格差拡大が心配だ」「大韓サッカー協会には何かを見て感じてほしかった」といった不安が今も募っているようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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