浦和ソルバッケンら4人が別メニュー調整 安部裕葵は“フル消化”で実戦復帰へ接近か
4月30日に公開トレーニングを実施
浦和レッズは4月30日に公開トレーニングを実施。ノルウェー代表FWオラ・ソルバッケンは別調整ながらボールを使ったメニューも消化する姿があった。一方で、複数いる負傷者の中でゴールデンウィークの連戦中に復帰できる選手がいるかどうかは微妙な情勢だ。
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浦和は4月28日に名古屋グランパスとのリーグ第10節を2-1で勝利。勝ち点を14に伸ばして10位となり、首位からは勝ち点5差、降格圏からは勝ち点6差と、上下どちらからも同じような勝ち点差にある。そうしたなかで、5月3日の川崎フロンターレ戦に向けた準備はコンディション調整組と負荷を掛ける組に分かれた。
浦和は現在、5人の選手がチームを離脱している。そのうちU-23日本代表の活動に参加しているDF大畑歩夢を除く4人が負傷によるもの。ペア・マティアス・ヘグモ監督とピッチ上で会話している姿のあったソルバッケンは、ジョギング後に別調整でボールを使ったメニューも消化していたが、全体練習には入らなかった。また、主将のDF酒井宏樹、MF岩尾憲、MF関根貴大といった主力も完全に別メニュー調整で、早期復帰は難しそうだ。
一方で、オランダ人FWブライアン・リンセンはすべてのメニューを消化してコンディションを上げ、20日のガンバ大阪戦で負傷したMF大久保智明も「今日から練習に復帰したけど、思ったよりもできる」という感覚だったと話した。彼らは川崎戦で復帰する可能性はあるだろう。
また、沖縄県トレーニングキャンプ中に負傷離脱したFW安部裕葵はフルメニューをこなした。直後にメディカル部門のチェックもあり取材対応はなかったが、復帰には近づいていそうな状況だった。
ヘグモ監督は4月26日のオンライン会見でソルバッケンの復帰について2週間後という目途を提示していた。負傷者の多い中で連戦を戦っている浦和だが、しばらくはこの人数で耐えるチーム事情が続きそうだ。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)