U-23アジア杯準決勝は日本に軍配

　U-23日本代表は現地時間4月29日、パリ五輪のアジア最終予選を兼ねたU-23アジアカップ準決勝でイラクを2-0で下し8大会連続の五輪出場を決めた。敗戦後のサポーター交流の行動が現地でも話題に挙がっている。

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　前半28分にFW細谷真大、同42分にはFW荒木遼太郎がゴールを決め日本が2-0でイラクに勝利。後半イラクに攻め込まれる展開もあったが、日本は無失点で切り抜けた。そんな試合後には、イラクサポーターがスタンドのゴミ拾いをする様子が映像で捉えられている。

　地元カタールのテレビ局「Al Kass TV」は公式X（旧ツイッター）で「見て！　試合終了後、ジャシム・ビン・ハマド・スタジアムのスタンドを掃除するイラクのファン」と題しこのシーンを紹介した。

　イラクのマフラーを巻いたファン、そして日本代表のユニフォームを着用したサポーターがともに清掃する姿も。散乱したペットボトルなどを片付けるシーンに「ありがとう」「神のご加護がありますように」「道徳を守った」「すごいね」とコメントが寄せられ反響が広がっていた。

　試合後のゴミ拾いや清掃と言えば、ワールドカップ（W杯）などの主要大会で日本人サポーターが度々脚光を浴びてきた。こうした行いが世界へ広がり、お互いのサポーターが“ノーサイド”で関わる様子が注目を浴びている。