ラツィオ鎌田大地、去就どうなる? “V字回復”のキャリアに現地注目「ローマの地で花開く」
指揮官が交代後輝きを取り戻している
イタリア1部ラツィオのMF鎌田大地はマウリツィオ・サッリ前監督からイゴール・トゥドール監督への交代によって出場機会を増加させ、復調している。イタリアメディア「TOTAL ITALIAN FOOTBALL」は「日本代表には首都(ローマ)で成功するためのセカンドチャンスが与えられた」と鎌田のキャリアを特集している。
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鎌田は昨夏にドイツ1部フランクフルトと契約満了を迎え、ラツィオにフリートランスファーで加入した。サッリ前監督の下で開幕直後は出場機会を得ていたが、徐々に出番を減らしていき、今年1月のアジアカップに臨む日本代表からも外れるなど受難の時を過ごした。
加入からわずか1年での退団の噂が過熱していたなか、今年3月にサッリ前監督の辞任を機に鎌田を取り巻く状況が一変した。後任としてクロアチア人のトゥドール監督が就任すると、鎌田はスタメンに定着。「イゴール・トゥドールは鎌田に救いの手を差し伸べた」と報じられているように、出場機会は急増し、セリエAでは現在5試合連続先発出場中だ。現地時間4月27日に行われた直近の第34節エラス・ベローナ戦(1-0)でも攻守に躍動し、勝利に貢献していた。
今季限りで契約満了を迎える鎌田に対しては、スペインのレアル・ベティスやイングランドのクリスタル・パレス、そして古巣フランクフルトからの関心などが伝えられているが、一方で契約延長オプションの行使の話も報じられており、監督交代によって来季以降もラツィオでプレーする可能性は広がっている。
「レ・アキーレ(ラツィオの愛称)が今シーズンをいい形で終え、将来への楽観的な気持ちとともにヨーロッパの出場権を獲得することができれば、鎌田は最悪なスタートだったにもかかわらず、ローマの地で花開くことができると判断する可能性は十分にあるだろう」
ラツィオでキャリアをV字回復させた鎌田は来季もローマに残り、今季以上の活躍を見せることができるだろうか。