ラツィオ&ミランで一時代を築いた名DF 理想のチーム像は「ゼーマンとサッキの…」

指導者への夢を語る「幸運だったのは…」

 そして将来的には、指導者としてサッカー界に戻るアイデアがあることも明かしている。理想のチームを「ゼーマン監督の攻撃と、サッキ監督の守備があるチーム」と語る。そして「幸運だったのは、エリクソン、アンチェロッティ、リッピといった優秀な監督とともに仕事ができたこと」と語り、現役時代の優秀な指揮官が自身のモデルになっているとも語った。ミランとラツィオのどちらを率いたいかという問いには「両方だね」と冗談めかして答えている。

 中国でイタリア代表時代にセンターバックコンビを組んだファビオ・カンナバーロ氏、現在ヴェネチアを率いるフィリッポ・インザーギ氏、セリエB(2部)のピサを率いるジェンナーロ・ガットゥーゾ氏など、同年代にイタリア代表やミランなどで共闘したかつての名手が、次々に監督としてのキャリアをスタートさせている。頭脳的な最終ラインのコントロールと卓越した守備の技術で世界屈指のセンターバックとして称えられた名手は、監督としてピッチに戻ってくる日が来るのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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