ラツィオ&ミランで一時代を築いた名DF 理想のチーム像は「ゼーマンとサッキの…」

両チームの対戦を前にOBのネスタ氏が語る 「ミランは僕に多くのものを与えてくれた」

 現地時間13日にイタリアではACミランとラツィオの上位対決が組まれているが、両チームで活躍した元イタリア代表DFアレッサンドロ・ネスタ氏がイタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」のインタビューに応じている。

 ネスタはラツィオの下部組織からトップデビューし、守備の要として名声を集めた。そのネスタとラツィオの道が分かれたのは2002年の夏だった。財政難に陥ったラツィオは、ネスタを売却して移籍金を手にする以外の選択肢がなくなってしまったからだ。ユベントスやインテルなどが移籍先の候補に挙がるなか、その契約が決まったのは夏の移籍市場の最終日だった。

「初めから他のチームに行きたいと思ったことはないんだ。だけど、まずはユベントスに決まったと思ったら次はインテル。移籍市場の最終日に、僕はサン・シーロにいてミランと契約した。その1日は僕にとって、嬉しいものでもなんでもなかったよ。だけどその後に、その1日は素晴らしいものに変わっていった。なぜなら、ミランは僕にとても多くのものを与えてくれたからだ」

 ラツィオとミランの対戦で最も印象深いのは、1998年のイタリア杯決勝だという。ラツィオの一員として出場していたネスタは、ミラン相手に決勝ゴールを決めてタイトル獲得の原動力となり、その年のセリエA最優秀若手選手賞にも選ばれた。

 

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