ミラン、新加入のチェルチに大きな期待 欧州CL出場権獲得の切り札になるか

 

来年1月のリーグ戦では、本田代役として右FWで出場予定

 

 ACミランがスペイン王者アトレチコ・マドリードから期限付き移籍での獲得で合意に達しているイタリア代表MFアレッシオ・チェルチが来季の欧州チャンピオンズリーグ出場圏内となる3位進出のキーマンと期待されている。イタリア地元紙トゥット・スポルトが報じている。

 近年ミランは冬のマーケットでの補強で、チームを浮上させてきた。2007年1月には元ブラジル代表FWロナウドを獲得し、欧州チャンピオンズリーグで優勝。2008年には元ブラジル代表FWアレシャンドレ・パトを獲得し、リーグ3位に。2009年も元イングランド代表MFデイビッド・ベッカムを獲得し、3位入りを果たした。

 また、2011年には元イタリア代表FWアントニオ・カッサーノと元オランダ代表MFマルク・ファンボメルという効果的な補強で、リーグ優勝を果たしている。2013年1月にも現在リバプールのイタリア代表FWマリオ・バロテッリを獲得し、3位に入り、欧州CL出場権を獲得した。

 2006年1月に獲得した元ブラジル代表FWマルシオ・アモローゾ、10年の同MFアレッサンドロ・マンシーニという冬のマーケットの補強失敗例も存在するが、ミランはロナウドからバロテッリに続く、冬の移籍市場の成功例としてミランはチェルチに大きな期待を寄せているという。

 チェルチは1月6日のクリスマス休暇明けのリーグ再開戦、サッスオーロ戦でいきなり先発予定。1月にアジアカップオーストラリア大会参加のために不在となる日本代表FW本田圭佑の代わりに右ウイングで起用されることが濃厚なチェルチが、ミランに来季欧州CLの切符をもたらす切り札となるかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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