久保の“苦言”に「憤慨した」 レアルMFが判定論争に逆鱗?…現地話題「黙ってなかった」
レアル戦後、同点ゴール取り消し判定に物申す
スペイン1部レアル・ソシエダはラ・リーガ第33節でレアル・マドリードと対戦し0-1で敗れた。日本代表MF久保建英はフル出場したなかで試合後、“幻の同点ゴール”が取り消された判定に物申す場面も。これに対してレアルMFが示した行動が話題になっている。
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久保は0-1のビハインドで迎えた前半32分、味方が前線の高い位置でボールを奪った流れでブラジル代表DFエデル・ミリトンを華麗にかわして右足でネットを揺らした。しかし、ここでVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入。オンフィールド・レビューの結果、得点取り消しになった。
問題視されたのは、ゴール直前にFWアンデル・バレネチェアがレアルのフランス代表MFオーレリアン・チュアメニからボールを奪ったシーンだ。バレネチェアが身体を寄せたなかで、チュアメニがその反動でピッチに転倒。主審はバレネチェアの反則があったとジャッジした。
試合後、この判定に対して久保は不満を露わに。試合後のフラッシュインタビューでこの件を問われると「CL(UEFAチャンピオンズリーグ)でこういうことがあるのかは分からないけど、彼らが(FWアンデル・バレネチェアのファウルを)判断するとは思えない」と、首を傾げた。
さらに「僕が唯一言えるのはボールを失った選手が寝ていたということ」と、チュアメニのプレーにも疑問の目を向けつつ見解を述べた。この場面の動画がSNS上で反響を呼んだなかで、久保の苦言に対しチュアメニが“反抗”した。
スペインの有料テレビチャンネル「Movistar Futbol」公式X(旧ツイッター)上で久保のコメント動画がアップされたなか、チュアメニは自身のX上で反応。「Movistar Futbol」のポストを引用したうえで不満を示す絵文字を投じている。
レアル専門メディア「ディフェンサ・セントラル」は「チュアメニはクボの訴えに驚き、黙っていなかった」とこの行動に注目。レアル寄りである同メディアは、久保の発言に対し「明らかなファウルであるにもかかわらず、なぜ彼が審判に文句を言うのか理解できない」と困惑しつつ、チュアメニに理解を示した。
記事では「レフェリーのミスだと言っている人たちがいることに、チュアメニ自身も憤慨している。そのため、久保の発言に対して、彼自身も躊躇なくこの顔文字を掲載したのである」と擁護。「久保はレアルに戻りたくないようで、少なくとも彼の言葉がそれを実現させることはないだろう」と、辛辣に伝えていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)