幻ゴールの久保建英と明暗 決勝Gレアル19歳MFは歓喜…現地紙が触れたスターの言葉
古巣レアル戦は19歳ギュレルの決勝弾で決着
スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は現地時間4月26日、ラ・リーガ第33節レアル・マドリードとの古巣対戦でフル出場も、チームは0-1で敗戦。“幻のゴール”もあったこの試合、レアルに勝利をもたらしたのは19歳のタレントだった。
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前半29分、レアルはスペイン代表DFダニエル・カルバハルの絶妙なクロスから19歳トルコ代表MFアルダ・ギュレルにゴールが生まれ先制。ギュレルは今季2ゴール目だった。ソシエダも同32分、FWアンデル・バレネチェアのボール奪取から久保にボールが渡る。中央でDFエデル・ミリトンをかわし右足でゴールニアに蹴り込んだ。
同点弾に思われたが、ここでVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入。バレネチェアがボール奪取の際、相手の足を蹴っておりファウル判定で久保のゴールは幻となった。試合はそのまま0-1でソシエダが敗戦を喫している。
スペイン紙「AS」は試合を取り上げたなかで、ゲームを左右した2人の試合後のコメントも紹介。フル出場した久保は「チャンスは2、3回あった」と幻のゴールを含め何度も得点のチャンスがあったことに言及し「我々は優れたチームだった。だが重要なのは結果だ。今日のようにホームで勝てる試合を落とし、チームは順位を落としている」と敗戦を嘆いた。
一方、決勝弾を決めたレアル19歳ギュレルは「自分のゴールと勝利にとても満足している」と喜びを露わに。「世界最高のクラブだし、彼らのためにゴールを決めるのは最高の気分だ。とても幸せな気分だよ。みんなに感謝している」とラ・リーガ初スタメンでの決勝ゴールを振り返った。
また前節から9人を変更して挑んだ点について「これがレアル・マドリードだ。みんなのクオリティーは信じられないほど高いし、献身性は疑う余地もない」と名門クラブで名手の揃う環境、そして底力を実感している。
ヒーローになった19歳のレアルMFギュレルと、幻のゴールでまたも悔しい結果となった22歳の久保。チームとしても明暗が分かれる形となったなか、次節では正真正銘のゴールを久保に期待したい。