町田を敗戦に追い込んだ後半直後の失点 黒田監督が問題指摘「かなり注意を促していた」
黒田監督「問題だったのは後半開始1分での失点」
FC町田ゼルビアは4月27日、J1リーグ第10節でジュビロ磐田と対戦した。前節首位に返り咲いた町田だが、2失点を喫し0-2で敗戦。黒田剛監督は「問題だったのは後半開始1分での失点」と、相手DF松原后に決められた1点を焦点に挙げた。
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昨季J2での激戦を経てJ1の舞台にやってきた2クラブ。去年の対戦成績は町田の1勝1分と磐田を勝ち越していた。
迎えた一戦は攻守のトランジションが激しく入れ替わる試合に。町田は前半試合を優位に進めながらもネットを揺らすことができない。一方の磐田も、FWジャーメイン良を中心に素早い攻撃で町田ゴールに迫るシーンが何度かあったが得点には結びつかなかった。
0-0でハーフタイムを迎え、後半開始直後に試合が動く。ジャーメインを起点とした攻撃から、磐田のキャプテンマークを巻くDF松原后がこぼれ球に反応し先制弾を決める。失点をした町田も猛攻を仕掛けるものの、なかなか枠内にシュートを持っていけない。
後半25分には、エリア内でDF昌子源のハンドの反則を取られPKを献上。磐田ストライカーのジャーメインにこのPKを沈められる。ジャーメインは今季リーグ戦10試合10ゴール目。自身キャリア初の二桁得点をマークした。
終盤までチャンスを生かせなかった町田は、0-2で敗れ今季リーグ戦3つめの黒星。試合後に町田の黒田監督は「問題だったのは後半開始1分での失点」とハーフタイム明けに許した1点を焦点に挙げた。
黒田監督はチームの前半の出来を攻守ともに称えつつも「1つ得点にたどり着きたかったができなかった」と反省を述べる。後半1分の失点については「ふわっと入ってしまった。ハーフタイムでかなり注意を促していたが、そこの入り方がすべてだった」と一瞬緩んだ隙を突かれた部分に言及した。
続けて「1本中の1本というところで、ジュビロさんの決定力。1本中の1本をしっかりと沈めてきたというところ。我々にもチャンスがあったが、なかなか枠を捉えられなかったりGKの正面だったりとか。精度を欠いた部分に試合の差が出たと思う」と最後の部分でゴールに迫れなかった点を冷静に分析している。
今後に向けて「お互いチャンスのあるなかで決めたか、決めていないかの差が出た。トレーニングをしていかないといけない」と改善を誓うとともに「決定打は最初の失点以外は作られていないと思うので、そういった部分では守備陣がよく頑張ってくれた」とポジティブな面も語っていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)