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「韓国サッカーの恥辱」 インドネシアに不覚…五輪行き“失敗”母国断罪「言葉が要らない拙戦」
U-23アジアカップ準々決勝でまさかのPK負け
U-23韓国代表は現地時間4月25日、パリ五輪アジア最終予選を兼ねたU-23アジアカップの準々決勝でインドネシアと対戦。PK戦の末にPKスコア10-11で敗れ、まさかのベスト8敗退で五輪出場を逃した。韓国メディアは「言葉が要らない拙戦」と試合内容を断罪している。
韓国は前半8分、MFイ・ガンヒの右足シュートがインドネシアゴールに突き刺さったがビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)介入の末、オフサイド判定となり取り消しに。逆に同15分、インドネシアFWラファエル・ストライクにペナルティーアーク付近からミドルシュートを決められ、先制を許す。
前半45分に韓国は、右サイドのクロスに合わせたFWオム・チソンのダイビングヘッドがオウンゴールを誘発し同点に追い付くも同アディショナルタイム、最終ラインからのロングフィードに反応したストライクにこの試合2ゴール目を決められ、1-2とビハインドで前半を折り返した。
後半反撃に出た韓国だったが同21分、途中出場のFWイ・ヨンジュンがインドネシアDFジャスティン・ハブナーに対してチャージを仕掛けてイエローカード。VAR介入でオンフィールドレビューが行われ、相手選手の足を足裏で踏んだ行為が重く受け止められ一発退場。窮地に追い込まれながらも同39分、GKのスローイングからFWホン・ユンサンを経由してFWチョン・サンビンへ渡ると、個人技で持ち込んでゴールネットを揺らし、2-2の同点に追い付いた。
後半アディショナルタイムは10分となったなか、韓国は主審に執拗に抗議したファン・ソンホン監督が同8分にレッドカードで一発退場となる。試合はそのまま延長戦に突入し、120分間で決着が付かずPK戦へ。互いに1人ずつ失敗し12人目までもつれたなか、韓国が失敗したのに対し、インドネシアは成功してPKスコア10-11で敗れた。
韓国は1988年ソウル五輪以降続いていた五輪の連続出場が「9」でストップ。今大会の優勝候補の一角と目されながら、同胞のシン・テヨン監督率いる格下のインドネシアにまさかの不覚を取る形に。AFC(アジアサッカー連盟)の公式記録によると、シュート数8対21、枠内シュート数2対5、ボール支配率47%対53%となり、終始インドネシアに押されたなかでの敗戦だった。
韓国メディア「xports news」は「言葉が要らない拙戦であり、韓国サッカーの恥辱だった」と試合内容を断罪。「韓国はインドネシア戦で終始一貫して押された。競技力も優れていなかったが、イ・ヨンジュンとファン・ソンホン監督が退場させられ、自ら困難を招いた」と、負けるべくして負けた結果だったことを強調している。
韓国が五輪本選行きを逃したのは、1984年以来40年ぶり。シン・テヨン監督率いるインドネシアは今大会で優勝候補の一角だったオーストラリアに続き、韓国まで撃破する躍進ぶりが顕著とはいえ、拙い戦いぶりだった事実に母国メディアは容赦なく問題の目を向けていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)