ミラン黄金期を支えたガリアーニCEO 在任31年のなかで「成功した」と語る移籍市場とは

ベルルスコーニ会長の右腕として活躍も、3月に退任濃厚

 日本代表FW本田圭佑が所属するACミランの強化責任者であるアドリアーノ・ガリアーニCEOが、31年にわたるミランでの生活で経験した62回の移籍市場について振り返った。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」のインタビューに応じている。

 ガリアーニ氏はシルビオ・ベルルスコーニ会長の右腕として強化責任者を務め、スキンヘッドの風貌で名物CEOとなり、31シーズンを過ごした。しかし、ミランは昨季終了後に中国企業への資本売却を決断し、3月に予定されている正式契約の締結後はベルルスコーニ氏が名誉職に退き、ガリアーニ氏はクラブを去ると現地メディアでは報じられている。

 ガリアーニ氏はそのなかで、世界に名だたる名手の獲得に成功したシーズンや、補強した選手の活躍によってタイトルを勝ち取ったシーズンではなく、財政難に陥った近年の移籍市場での動きを「誇りに思っている」と話した。

「31シーズンで62回の移籍市場を経験したね。だが、最後の1回は特に私にとって誇らしいものだよ。最も難しい移籍市場の一つであり、成功したと感じるものの一つでもある。それは選手との契約内容も含めてね」

 

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