バルセロナ、シャビ監督の続投を正式発表 1月の退任発表から一転…会長「唯一の優先事項だった」
クラブが公式発表
スペイン1部バルセロナは4月25日、記者会見を開きシャビ・エルナンデス監督の来季続投を正式に発表した。クラブのジョアン・ラポルタ会長は「ただシャビの気が変わるのを待っていた」と、指揮官への信頼を語っている。
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シャビ監督は現地時間1月27日、今季限りでチーム指揮官を退任すると発表。来季の指揮官探しについて各メディアがさまざまな予想を立てるなど話題に挙がる。しかし4月も後半に入り、その考えが変わったとの報道が現地メディアから舞い込んできた。
クラブは25日、緊急で記者会見を開きシャビ監督の続投を発表。1月の退任発表から一転、OBとして指揮を執ってきたレジェンドが、来シーズンも監督としてクラブにとどまることが決まっている。
シャビ監督はバルセロナの下部組織出身。現役時代、1998年にトップチームデビューし、8度ものラ・リーガ制覇、2度のクラブ・ワールドカップ(W杯)優勝、4度のUEFAチャンピオンズリーグタイトル獲得に大きく貢献する。アルゼンチン代表MFリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)や元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(エミレーツ・クラブ)らと黄金時代を築いた。
古巣の指揮官に就任したのは2021年11月。初年度となった21-22シーズンはチームの立て直しを図りラ・リーガ2位でフィニッシュ。翌シーズンは18-19シーズン以来のリーグタイトルを勝ち取っている。今季はここまで32試合を消化し2位をキープ中だった。
移籍市場のスペシャリストとして知られるイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏の公式X(旧ツイッター)の投稿によると、ラポルタ会長は会見で「ほかの監督(候補)とは相談せず、ただシャビの気が変わるのを待っていた」とその愛を語ったという。
「シーズン終了までに、バルセロナがほかの監督と何かが起こるはずはなかった。唯一の優先事項はシャビだった」
バルセロナは今季ここまでラ・リーガ第32節までを終えて21勝7分4敗。レアル・マドリードに続く2位につけている。残り6試合でレアルとの勝ち点差は「11」。方向性の定まったバルセロナの行く末にも注目だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)