G大阪が敗れる波乱…J3琉球がJ1クラブへ下剋上の番狂わせ、ルヴァン杯で“ジャイキリ”達成
ルヴァンカップ1stラウンド第2回戦実施
Jリーグ・ルヴァンカップ1stラウンド第2回戦は4月24日、各地で8試合が行われた。沖縄県ではJ3のFC琉球と、J1のガンバ大阪が対戦。ホームの琉球が2-1と勝利するジャイアントキリングを達成した。
タピック県総ひやごんスタジアムで行われた琉球対G大阪の一戦は、沖縄県で初めてJ1クラブを公式戦で迎えた記念すべき一戦に。試合は立ち上がりから格上のG大阪が攻勢に出る展開になったなかで、琉球も負けじと相手ゴールに迫った。
互いに決め手を欠くなかで前半43分、ホームの琉球が均衡を破る。中盤でボールを受けたMF富所悠が味方とのパス交換からリターンを受けると、右足でミドルシュートを突き刺し、先制点をもたらした。
ビハインドの背負ったG大阪も後半序盤から反撃。すると立ち上がりの同4分、相手ゴール前に迫った流れのなかゴール前でこぼれ球を拾ったMF鈴木徳真が右足シュートを決めて試合を振り出しに。同26分にはFW唐山翔自が最終ラインを抜け出しGKと1対1の好機を迎えたが、シュートは右ポストに当たり追加点とはならなかった。
すると逆に琉球がワンチャンスをものにする。後半31分、FW白井陽斗が最終ラインを抜け出しドリブルでゴール前へ迫ると左足で勝ち越しゴールを奪取。このリードを守り切り、5406人の観客が詰めかけた本拠地でJ1クラブ撃破する歴史的1勝を掴んだ。
琉球は1stラウンド第3回戦(5月22日)へ進出し、J1セレッソ大阪と対戦する。