冨安健洋に“足首踏みつけ”が現地で議論「ルールを変える必要がある」 解説者が紛糾「無謀」
試合は5-0で勝利
イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋は現地時間4月23日に行われたプレミアリーグ第29節延期分のチェルシー戦(5-0)に先発し、後半27分まで出場した。前半にチェルシーのFWニコラス・ジャクソンから右足首を踏みつけられる一幕があり、現地ではジャクソンは退場に相当するものだったのではと議論を呼んでいる。
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ホームにチェルシーを迎えて「ビッグロンドン・ダービー」に臨んだアーセナルは前半開始4分にFWレアンドロ・トロサールのゴールで先制すると、後半にはDFベン・ホワイト、FWカイ・ハフェルツがそれぞれ2得点を奪うゴールラッシュを展開し、ライバルに5-0で圧勝した。勝点を77に伸ばし、暫定首位に立っている。
勝利のなかで、肝を冷やしたのは1-0とリードして迎えた前半9分の一幕だ。左サイドバックとして出場していた冨安がジャクソンとの接触プレーでピッチに倒れ込んだ。ジャクソンは右足で冨安の右足首を踏みつける危険なタックルを仕掛けていたが、警告などのお咎めはなし。幸い、冨安はその後もプレーを続けたが、一歩間違えば大きなケガにつながりかねない場面だった。
英紙「デイリー・メール」によれば、英国のスポーツチャンネル「TNT Sports」の中継で解説を務めていた元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏はジャクソンが退場を免れたことに困惑し、判定に疑問符を投げかけていた。
「あのチャレンジがVARによって見逃されたのは信じられない。これほどまで悪質でないにしろ、今季は何度もこんなシーンを見てきた。そのたびに彼らは退場になると思った。これは誰が見ても無謀なチャレンジだと言わざるを得ない。ここに来て説明してほしい」
同じく解説のマーティン・キーオン氏も「衝撃的だ」とファーディナンド氏の主張に同調している。そして、ファーディナンド氏は「ルールを変える必要がある。あれをOKとは言えない。無謀なチャレンジだ」と付け加え、冨安が受けた危険なタックルへ苦言を呈していた。