J1に現れた点取り屋「何者なんだ」 9戦9発のブレイク…29歳に代表待望論が浮上「見たい」

磐田のジャーメイン良【写真:徳原隆元】
磐田のジャーメイン良【写真:徳原隆元】

ここまで9戦9発で自身初のリーグ二桁ゴール目前

 今季のJ1リーグ得点王争いで、すでに一歩抜きん出ている選手がいる。昇格組のジュビロ磐田で最前線を張るFWジャーメイン良は、Jリーグ8年目で自身初の二桁ゴール目前だ。そんなストライカーの魅力にファンも驚きを隠せないでいる。

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 2017年、流通経済大学の在籍時に翌年からベガルタ仙台への加入が内定。特別指定選手として同年10月に公式戦デビューを飾った。プロ1年目の18年はJ1リーグ17試合3ゴールをマーク。21年には横浜FCへと渡り、22年から磐田へ完全移籍を果たした。

 チームが降格した2023シーズンはJ2も経験。1年でJ1の舞台に戻るべく、リーグ戦9ゴールを決めた。無事チームが昇格し迎えた今シーズン、ジャーメインは止まることを知らない。

 第2節川崎フロンターレ戦(5-4)で、壮絶な打ち合いのなか4得点を叩き込む。この時点で、J1での自身キャリア最高得点を更新した。第4節ガンバ大阪戦(1-2)で再びネットを揺らせば、第6節アルビレックス新潟戦(2-0)で複数得点をマーク。4月20日の第9節アビスパ福岡戦(2-2)でも2ゴールを挙げ、9戦9発と目覚ましい活躍を見せている。

 チームは直近リーグ2試合で勝利から遠ざかり14位と足踏みをするが、覚醒したストライカーは継続して結果を示す。ファンからも「ジャーメイン極」「代表で見たい!」「何者なんだ」「ここにきて覚醒」と注目度が増している。

 打点の高いヘディング、PKでの冷静さ、ポストプレーもできる182センチのストライカーは現在29歳。磨きのかかった磐田の希望が、イラン代表FWシャハブ・ザヘディ(アビスパ福岡)やレンタル先で覚醒するU-23日本代表MF荒木遼太郎(FC東京)などを差し置いて、J1得点王へ大きくリードしている。

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