韓国代表OBの元Jリーガーが明かす宿敵戦の”使命”「日本人にはじゃんけんでも負けてはいけない」
元韓国代表MFチョ・ヨンチョル氏が日韓戦への思いを回顧
U-23日本代表は4月22日、パリ五輪アジア最終予選を兼ねたU-23アジアカップ第3戦で韓国と対戦する。両者ともに決勝トーナメント進出を決めているが、首位通過を懸けた一戦。かつてJリーグでプレーした元韓国代表MFチョ・ヨンチョル氏は、日韓戦の持つ意味を自身の経験を基に語っている。
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グループリーグ初戦の中国戦で前半17分に退場者を出しながら1-0で勝利した日本は、続くUAEも2-0で下して今大会2連勝。一方の韓国も、初戦でUAEに1-0、第2戦で中国に2-0で勝利し、ともにグループリーグ突破を決めた。
日本と韓国は第2戦までを2連勝したが勝ち点6、3得点、0失点ですべて数字が並んでいる。今大会は決勝トーナメントの組み分けにグループリーグの突破順位が関わるため、第3戦で決着がつけば勝者が1位、敗者が2位で分かりやすいが、アジアサッカー連盟(AFC)発行の大会レギュレーションによると、引き分けた場合はその場でPK戦を行い、順位を決める。
横浜FC、アルビレックス新潟、大宮アルディージャなどでプレーし、J1通算164試合25得点、J2通算29試合1得点をマークした元韓国代表MFチョ・ヨンチョル氏は、「テレビ朝日」のインタビューに対し、流暢な日本語で日韓戦への思いを説明している。
「昔から日本には絶対負けてはいけない。日本人にはじゃんけんでも負けてはいけないと冗談で言うけど、それくらい気持ちも入っている。今の選手たちもその気持ちを持ってプレーすると思う。僕も代表で日本と何試合かしたことがあるけど、チームの雰囲気がガラっと変わって試合に100%集中して、『今日は絶対負けないぞ』という気持ちでやる。選手たちもそうですけど、国民のみなさんもそういう気持ちで試合を見ると思う。試合はすごく盛り上がると思う」
日本にとっても、今回の韓国戦がプライドを懸けた負けられない戦いなのは間違いない。