肘打ち退場の日本人DF「懲戒処分を受けた」 直接対決を前に韓国報道「予想より1試合多い」
西尾がグループ初戦で肘打ち行為でレッドカードに
大岩剛監督率いるU-23日本代表は、パリ五輪最終予選を兼ねたU-23アジアカップのグループリーグ最終戦で韓国と対戦する。この一戦を前に韓国メディアは、中国との第1戦で退場処分となったDF西尾隆矢について「予想より1試合多く欠場することになる」と報じている。
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中国戦では前半17分、1-0とリードした日本にアクシデントが発生した。ボールのないところで中国MFジャ・フェイファンに背後から当たられた西尾が、肘を振るような形で応戦するとVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入。主審がオンフィールドレビューを実施したうえで、西尾にレッドカードが提示された。
1人欠いた状況下でも、リードを守り切った日本は初戦で白星。続く19日のUAE(アラブ首長国連邦)戦ではDF木村誠二、MF川﨑颯太のゴールで2-0の完勝を手にしている。2連勝の日本は、この時点で2位以上が確定。1試合を残しベスト8へ駒を進めた。
日本はB組で韓国と勝ち点、得点、失点の数字がすべて並んでいる。22日の最終戦は、文字どおり“頂上決戦”となるなか、韓国スポーツ紙「MKスポーツ」は「韓国も日本も準々決勝進出は確定しているが、グループリーグの順位はこの試合で決まる」と最終節に注目。そのなかで西尾についても言及があった。
同紙は「AFC(アジアサッカー連盟)の規律規定では、『重大なファウルでレッドカードを受けた者は、少なくとも2試合の出場停止となる』とされている」と大会規定をおさらい。そのうえで「肘打ち退場の日本人DFは、予想より1試合多く欠場することになる。韓国戦を含む3試合出場停止が確定」と欠場の予定を取り上げた。
「サッカーU-23日本代表の主力DF西尾隆矢が懲戒処分を受けた。U-23アジア杯で準々決勝まで出場できない」
UAE戦では西尾なしで無事勝利を収めた日本。韓国側も19日の中国戦でセンターバック(CB)のソ・ミョングァンがハムストリングの怪我で負傷交代。同ポジションのピョン・チュンスも累積警告で日本戦の出場ができない。お互いに一部主力を欠くなか、グループ首位を勝ち取るのはどちらのチームになるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)